『歌舞伎町のこころちゃん』 友人である韓国人カメラマンの権徹の写真集だ 歌舞伎町の4歳児のホームレス、ストリートチルドレンを追った写真集である。 彼の最高の作品となった。 君は、たしかに、この路上で暮らしていた。 歌舞伎町のこころちゃん / (C) 権徹 講談社 セブン&Y amazon ある意見を耳にした。目にした。 『写真なんて撮ってないで、児童相談所に届け出るべきだ』 それだけではない。 『カメラマンと出版社は商売だ。被写体として追うこと、 写真を撮りたいから見過ごしていたのだ』 ……それは違う。 私は友人として、本件を身近で見続けた人間として言う。 彼は断じてそういう男ではない! 何をしたのか、何をしようとしたのか、 自らが、口にしないだけなのだ。 他人事のように言う人たち。 歌舞伎町に来た人たちの多くは彼女を見ているはずだ。 繁華街の雑踏の中で、彼女が目に入らなかったのかもしれな