日本の出版社に入った連絡によると、アメリカの幻想文学系の文学賞「シャーリイ・ジャクスン賞」の発表が現地時間の14日、マサチューセッツ州で行われ、長編部門で鈴木光司さん(56)のホラー小説「エッジ」の英語版が受賞した。 中編(ノベラ)部門の候補となっていた伊藤計劃(けいかく)さん(2009年死去)のSF小説「The Indifference Engine」は受賞を逃した。 同賞は、短編集「くじ」、長編「ずっとお城で暮らしてる」などで知られるS・ジャクスンにちなみ、前年に出版された心理サスペンス、ホラー、ダークファンタジーの優秀作を顕彰。今回で6回目で、09年には小川洋子さんの「ダイヴィング・プール」が短編集部門で受賞している。