公益財団法人の新聞通信調査会(長谷川和明理事長)がまとめた全国世論調査で、メディアへの信頼度が、調査を始めた2008年以降で最低を記録したことが分かった。担当者は「政府や電力会社の発表に対する検証が不十分という声があり、信頼度に影響したのではないか」としている。 8〜9月、全国の18歳以上の男女5000人を対象に調査し、3404人から回答を得た。 各種メディアへの信頼度を100点満点で評価してもらったところ、トップはNHKの70.1点。新聞68.9点、民放テレビ60.3点と続いたが、昨年より3.1〜4.2点下がった。インターネットも53.3点で3点下がり、いずれも過去5年間で最低だった。