さくらインターネットは、2010年ごろから「データセンターのプラットフォーム化」を進めてきた。一言でいえば、各顧客が同社の提供するサーバ系サービスを自由に組み合わせ、仮想的に自社のデータセンターを構築できるようにする取り組みだ。 さくらインターネットは、「さくらのレンタルサーバ」「さくらのマネージドサーバ」「さくらのVPS」「さくらのクラウド」「さくらの専用サーバ」、そしてハウジングと、6種のサーバサービスを提供してきた。このうち、顧客にルート権限を提供しないレンタルサーバとマネージドサーバを除き、4種のサービスについては全て、各顧客専用の論理ネットワークセグメントにつなぎ込めるようにした。これを「ハイブリッド接続」と呼んで提供している。 このネットワークセグメントは、他の顧客からは完全に論理的な分離がなされている。従って、各顧客は、さくらの仮想サーバおよび物理サーバのリソースを調達し、こ
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