<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2007年10月22日 (月)時論公論 「円高と株価急落の背景」 (野村キャスター) 続いてはニュース解説・時論公論です。 週明けの東京市場で円高と株安が進み、アメリカの住宅問題に端を発した 金融市場の混乱に、はどめがかかりません。 きょうは予定を変更して、円高株価急落の背景と今後の展開について 大島春行解説委員がお伝えします。 円安が進んだのは、アメリカの景気が失速するという懸念からドルが売られたためです。 一方株安は、先週末開かれたG7先進7カ国の金融会合で、金融市場の混乱に有効な手立てが打ち出されなかった事が原因だと、市場関係者は分析しています。 きょう一日の混乱はその通りだとして、わたくしは長い目で見れば、今回の円高と株安は、ひとりアメリカが牽引してきた世界経済システムの、「終わりの始まり」を示す兆候だとみています。