<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2008年05月22日 (木)おはようコラム 「苦境のブラウン首相」 (阿部キャスター) おはようコラムです。 イギリスでは、政府の経済政策への不満から、与党・労働党の支持率の急落に歯止めがかからず、ブラウン首相は苦境に立たされています。その背景について百瀬解説委員です。 Q:ブラウン首相への風当たりはそんなに厳しいのですか? Q:不人気の理由はなんですか? A:優柔不断な政治家だと見られた事が最初の躓きだ。実は、ブラウン首相は、去年秋に解散総選挙を検討しながら、保守党の巻き返しで結局断念し、「いくじなし」と批判を受けた。その上、財務大臣を長く務め経済通といわれながら、得意の経済政策の不手際が追い討ちをかけた。米の住宅不況のあおりで経営難に陥った銀行の救済に手間取った事、低所得者にとって増税となる税制改正を強行したが、国民の反発を受け