今年は個人的に様々な新しいことに取り組めた有意義な一年だった.中でも自分にとってもっとも大きかった「ベスト・オブ・ベスト2019」は音楽,DTMやライブコーディングとの出会いだった.実際のところ,自分はギターやベースといったバンド活動の先にある音楽というものを10代で選ばなかったが,あのときあっただろう音楽に触れているような感覚が,今どこかある.それは自分が圧倒的に初心者だからなのだろう.このエントリでは遅咲きのDTMer,ライブコーダーがどう爆誕したかという話を,あまり肩肘をはらず,思いつくままに書いていくことにする. 音楽はそれなりに聴くほう,というのはおそらく過去の話で,つまり,聴く方だった.ここ数年はSoundCloudに流れてくる楽曲を中心に,Spotifyのリコメンドに従い,誰ともつかぬ作り手の名も知らぬ楽曲を聴取しては気に入れば乱暴にプレイリストに投げ込むような生活をしていた