チーム開発において、振り返りが重要なことは疑う余地がない。課題を見つけて改善し、次はうまくやれるようにする。KPTをはじめとした方法論も様々話題に上がっており、それを全くやっていないところなんてないんじゃないかと思う。 しかし、どれだけ振り返りを丁寧にやったところで、プロジェクトを成功させ続けることはできない。振り返りは問題が起きてから、あるいは起こった後に改善する手法であって、次をうまくやるのには効果的かもしれないが、起こってしまった問題の影響を取り返すことはできない。取り返しの付かない大きな問題が起きれば、次はうまくやれるかもしれないが、そのプロジェクトの失敗は確定する。 なんなら振り返りだけではプロジェクトは常に失敗すると思う。なぜならプロジェクトは常に変化するし、チームも変化する、環境も変わる。常に新しい問題が出てくるので、毎回その影響を受け続けることになる。振り返りをちゃんとやっ