虫歯の原因は口内の虫歯菌が原因だが、 最近はスポーツドリンクやレモンなど飲食物に含まれる酸で歯が溶けてしまう酸蝕歯(さんしょくし)になる人が増えているという。 歯が黄ばんだり、欠けたりするだけでなく、知覚過敏も引き起こす。 専門家は「酸性度の強い飲食物の摂取に注意して」と話している。 「酸蝕歯は虫歯や歯周病に次ぐ、第3の口内の疾患として最近、注目されています」。 虫歯は虫歯菌の出す酸が原因で歯が溶けてしまう疾患だ。 一方、飲食物の酸が原因で歯が溶けるのが酸蝕歯。 歯の表面はエナメル質でできており、その内側に象牙質がある。 酸の影響でエナメル質が溶けると、歯が欠けてしまうこともある。 さらに象牙質が露出すると歯が黄ばんでみえ、冷たいものなどがしみる知覚過敏につながる。 東京医科歯科大の北迫勇一助教らの調査では、コーラやミカン、スポーツドリンクなどの酸性度が高かった。 「ドレッシングや栄養ドリ