「ペーパーレス」という言葉が日本語に登場して久しい。「ZOLA」をご紹介した記事の最後でも触れたが、新年の挨拶を年賀状ではなく、メールで済ませるというのも、もはや普通のことなのかもしれない。 しかし結婚式や披露宴の招待状となるとどうだろう? 20代前半のカップルでも、印刷した招待状を封筒に入れ、慶事用の切手を貼って郵送するという形式が今でも律儀に守られているのではないだろうか。 グリーティングカードをオンラインで送信できるサイトがいくつもあり、パーティやイベントの招待状の発送によく利用されている米国でも、結婚式などのフォーマルなイベントの招待状をデジタル形式で送ることには抵抗感を持つ人が多い。「デジタルでの招待状は、郵便で届く紙とインクの招待状ほど、重みを感じさせない」とマナーの専門家たちは口を揃える。 この常識に疑問を持ち、「どんなイベントの招待状だってオンラインで送ればよいではないか。