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山口二郎いわく、 90年代に改革を論じた多くの人が、「市場化を進めていったとき、市民化の足場が掘り崩される」ということを、あまり判っていなかった。今でこそワーキングプアとか格差とかいわれているけれど、当時の改革論議では、規制緩和を徹底したときに何が起こるかという心配をしている人なんて、ほとんどいなかった。 (EU労働法政策雑記帳より孫引き) え〜と、左翼は90年代から規制緩和も民営化も普通に批判してましたが・・・。っていうかそういう改革が始まったのは90年代じゃなくて中曽根時代でしょ。電電公社をNTTにしたのも、国鉄を民営化したのも中曽根さんですよ。 山口先生の「反省」はいつもこんな感じです。小選挙区制についてもそうでした。今「弊害」だと言われていることは、全部やる前からわかっていたことです。朝日新聞ですら、社説は別にしてちゃんと大きな記事にしてましたよ。 まあ、過去のことはどうでもいいで
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