東京電力は、福島第一原子力発電所で汚染された地下水を浄化して海に排水する計画を巡り、12日から試験的に地下水をくみ上げ、浄化設備の試験を行うことにしています。今後、自治体や漁業関係者を対象に説明会を開く予定ですが、地元の反発も予想されます。 東京電力は、福島第一原発で汚染された地下水が海に流出している対策として、護岸沿いに「遮水壁」と呼ばれる鉄製の壁を作り、地下水をせき止めてくみ上げるとともに、原発の建屋の周囲にある「サブドレン」と呼ばれる井戸からも地下水をくみ上げ、浄化して海に排水する計画で、11日、浄化した地下水を海に流す排水管などの建設を原子力規制委員会に申請しました。 この計画を巡り、東京電力は12日から試験的にサブドレンを使って地下水をくみ上げたうえで、今月20日以降、実際に地下水を浄化設備に流し、放射性物質を取り除く能力を確かめることにしています。 しかし、福島第一原発では、汚