【はじめに】 高尾洋之と申します。2001年から、東京慈恵会医科大学の脳神経外科で医師として仕事をしてきました。現在は、先端医療情報技術研究部の准教授としてデジタル医療の仕事をしています。 私は3年前に突然倒れました。4カ月間意識がなく、目覚めた時には四肢麻痺(まひ)で目しか動かせず、呼吸器をはじめ体中に管がついている状態でした。重症のギラン・バレー症候群でした。 3年が経過した今は、体から管は外れ、口から食事ができるようになりました。まだ以前と同じとはいかないものの、再び自分の声で話せるようになりました。ただ四肢麻痺の程度は少し改善したという程度で、肘は曲げられるものの、指はまだ自由には動かせません。 この病気になった直後、一番辛いと感じたのはコミュニケーションが取りづらくなったことです。体を動かせず話もできない私が、コミュニケーションが取れるのか? そもそも、私は理解ができているのだろ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く