思えば遠くへきたものだ。 ブログを書いて、あれこれと回想しているとそんな思いになります。 進学校だった高校時代は「女は大学に行かなくてもよい」と言われ、やりたいことかどうかもわからないまま看護学校に進学しました。 でも入学してからは「自分に合っているかも」と、その面白さに自分の天職だと思いました。 新人で就職した病院は、その当時国内でも大きな規模で先進的な医療を取り入れている病院でした。周囲からも「ふぃっしゅさんはきっと看護部長」と冗談で言われるくらい、ゆくゆくはそこで管理職になるのだと思っていた私が、まさか3年で退職して海外に行く決心をしたことに周囲も驚いていました。 国連の機関で難民への医療支援に従事したとき、このまま私は海外医療協力の「プロ」になって、世界中を飛び歩くことになるかもしれないと想像していました。 そのためには母子保健のことがわからなければと、助産師学校に進学しました。