36人が死亡、32人が重軽傷を負った京都アニメーション第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件で、殺人などの罪に問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判の第2回公判が6日、京都地裁(増田啓祐裁判長)であった。青葉被告が「京アニに小説を盗用された」と主張しているとされる点に関連し、検察側が京アニ作品の「ツルネ」「けいおん!」「Free!」シリーズの3作品の一場面を法廷で上映し、青葉被告が執筆した小説の内容と対比させた。3作品はいずれも京アニを代表する人気作で、学校が舞台の「学園もの」だった。 【動画】事件直前の青葉被告 検察側が読み上げた捜査報告書や上映したアニメシーンによると、高校水泳部の青春を描いた「Free!」には、校舎に掲げられた水泳部の垂れ幕が風でめくれ、下地に記された「柔道部」の文字がのぞく場面がある。これに対し、青葉被告の小説で登場する学校の描写には、自由な校風の象徴として期