ずっと書こうか書くまいか迷ってたことがある。そのことと自分との関係が結果的に中途半端になってしまったこと、人の生き死にに関わること、その他いろんな事情が、安易にこの件にふれていいのか迷っていた原因だ。 しかしネットでミュージシャンが安易に暴力で自分の行動を肯定したり、それどころか「親戚一同殺してやる」などというような甚だしく情けない発言をしてるのを見たりすると「暴力」の行き着く先をちゃんと見た方が良いのではないか、本当の「暴力」がどんなに陰湿で後を引くか考えた方が良いのではないか、と思った。 その話とは山谷の話。映画「山谷〜やられたらやりかえせ」については自分で調べてください。ここではその事件の背景や顛末については触れません。ただ状況は昔と変わらないし、多分もっと悪くなっている。 当時、劇団「風の旅団」(これも自分で調べてね)の制作をやっていた関係で、ある時その映画の二代目監督である山岡さ