生活に困っている人の「何でも相談会」や炊き出しを行っているはるな生活協同組合(高崎市)が二十二日、高崎市の生活保護の窓口対応をめぐり疑問点を挙げ、改善を申し入れた。(伊藤弘喜) 市社会福祉課の幹部らと非公開の懇談会を開催した。生協側は社会福祉士や弁護士ら七人が出席。生活保護を申請する人に同行する中で見聞きした市の対応の疑問点を問いただした。 生協側は、市の窓口担当者が「生活保護受給中は職業選択の自由はない」「どんな仕事でも嫌がらず就くように」と基本的人権に反する指導をしていると主張。生活が安定する前に生活保護の辞退を強く要請されたり、精神疾患への配慮に欠けた対応をされた受給者もいると指摘した。