2009年3月8日のブックマーク (1件)

  • 岩明均『ヒストリエ』評 - ピアノ・ファイア

    すぐ更新できるネタが無いので、mixiに書いた『ヒストリエ』評と、それについたコメント欄を転載します。 コメント欄で白状してますが、ぼくは岩明均の他の作品をちゃんと読んでませんし、西洋史にも疎いのでそこらへんはご了承の程を。*1 ヒストリエ3巻読了 「絵的な情報量の少なさが与える面白さ」というお題で評論を一席ぶちたいが、清書してられる余裕が無い(笑)。 なので以下抄記。 『ヒストリエ』という漫画作品は、感化的内包(※)を伴わない絵のみで画面を構成することで、古代の「情報的価値観」を再現することに成功している。 ヒストリエは確かに「面白い」わけだが、「絵が簡素だから」→「ストーリーの面白さで保っている」という質の作品ではない。むしろこの漫画にとってストーリーは「面白さの中心」ではない、と言ってもいいだろう。 感化的内包とは ※)例えば「泥棒」という言葉は、それが指し示す実体以上の情報を読者(

    岩明均『ヒストリエ』評 - ピアノ・ファイア