ブックマーク / d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI (7)

  • 深町秋生の序二段日記

    http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/#/top(「グラン・トリノ」公式サイト) 昨日公開の「グラン・トリノ」今年ナンバー1映画かも。魂が震えた。 それぐらいすばらしい。なによりも気高さを感じさせる。イーストウッド映画の代表的作品の一つとして記憶されるだろう。 「チェンジリング」、硫黄島二部作と大金が動く作品が続いたが、「グラン・トリノ」はびっくりするぐらいに金がかかってない(笑)。有名スターといえばイーストウッド自身であり、あとおもに登場するのはほぼアマチュアのアジア系の若者、それにモン族の人々である。舞台は、デトロイトの元中流階級向けの住宅街であり、貧しい移民が住みついた現スラム地域である。衰退するアメリカを象徴するような場所だ。 「ミリオンダラー・ベイビー」以来、久々に俳優イーストウッドが帰ってきたわけだが、これがとにかくすごい。イーストウッ

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    いやあ、すごいもん見た。魂消たよ。 映画ファンやアメコミ好きにとってはひとつの「事件」と化している「ウォッチメン」の映画版。いよいよ日でも劇場公開となったが、なるほどこれはすごい。改めてハリウッドはどんどんおもしろくなっていくなあと思った。イラク侵攻の失敗と悪政と金融危機によって、格的に21世紀型ニューシネマの時代に突入したのだなあと思った。 昨年の映画界の話題をさらった「ダークナイト」でも、正義が混沌にぐいぐい呑みこまれていく暗黒物語が展開されていたが、「ウォッチメン」はさらに危うさを追求したエクストリーム大作に仕上がっていた。三分に一度の割合で噴出する容赦のない暴力も大変すばらしく、火あぶりや油ぶっかけ、指折り腕折り叩きつけ、切断感電木っ端微塵と、病的なほどに取り揃えられた暴力メニューの豊富さにエクスタシーを覚えたことも書いておく。暴力を見せる(魅せる)という意味では、「ダークナイ

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    http://hotfuzz.gyao.jp/ 「ホットファズ」が署名運動のおかげで公開となった。 このムーブメントは好ましい。アメリカや外国では大ヒット飛ばしている良作が、どういうわけか日では公開もされずにビデオスルーや未公開になってしまう例があとをたたない。山形でもシネコンがどんどんできているくせに、やってくるのは難病とか犬っころとかスマップのキモい連中とか、女高生やホストがどうとか、ホントに個人的に勘弁してほしいものばかりで毎日頭がいたかったからうれしいニュースだ。 というわけで同様に公開してほしいのがルヘイン原作のこれである。「愛しきものはすべて去りゆく Gone baby gone」という作品。 原作は「ミスティックリバー」のデニス・ルヘインの出世作、ボストンの男女探偵パトリック&アンジーシリーズの4作目。個人的には2作目の「闇よ、我が手を取りたまえ」(恐ろしいボストンの殺人鬼

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    hke1120 2008/06/02
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    Perfumeのライブレポを軽く。 2時間のドライブを経て新潟へついた。ホテルにチェックインして駅前をぶらついたが、街のしけ具合がかなりやばい。まあだいたいどこの地方都市も駅前というのはドーナツ化現象を起こして衰退してはいるのだが、かりにも百万都市といわれる街で人の気配が薄いというのは相当だめだろうと思った。 駅前には巨大ショップで知られるジュンク堂書店があるのだが、どこかの図書館のような静けさ。品揃えはやはりジュンクであって立派なのだが、客がすくない。なんでも潰れた商業ビルに、なんとか1階と地階に書店を入れて格好をつけた様子。その上はみんなシャッターが閉まっていた。なんか共産圏の国かどこかを歩いているような気分になってしまった。同じ政令指定都市の仙台と比べてもかなりやばいのではないかと思った。 天気は曇り。街は衰退。しかもえらく寒い。宿泊したサンルートも心なしか古い。というわけでなんとな

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    hke1120 2008/05/12
    のっち!汗!のっち!汗!
  • 宣戦布告。 - 深町秋生の新人日記

    暴力を規制する方々を思い切り挑発して締める。むちゃくちゃな文章だがどうかご容赦。これは宣戦布告だからな。 私はあなたがたを蔑む。あなたがたは愚か者だ。社会正義をきどってはいるが、実は「遊ぶ金欲しさに強盗する若者」や「ブランド品欲しさに売春する女子高生」と根にあるものは変わりない。どちらも自分達の欲求や欲望を考えなしに押し通そうとするあまり、思考停止に陥った能だけに生きる畜生でしかない。 暴力が残虐なのは当たり前だ。残虐でなければ暴力ではないし、人に忌み嫌われて、目をそらしたくなって初めて暴力として成立するからだ。それを「グロい!」「野蛮!」「惨い!」と感じ、そのまま「見たくない!」と脊髄反射的に結論づけ、公共性やその先にあるものに思いを馳せず、チャンネルのリモコンを握って見ないようにする努力を怠り、代わりに電話の受話器を握って、ある者はテレビ局に抗議を行い、あるものは隣人を説伏して団体を

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    hke1120 2007/12/27
    血に汚れた手よりも、核ボタンを押す醜く太った手よりも、自分の目を覆うあの手がこわい。沈黙するな、戦え。
  • 16号線ハードコア - 深町秋生の序二段日記

    国道16号線沿いの風景。 というと、ジャスコ系ショッピングセンターや巨大パチンコ店、それにファミレスやチェーンラーメン店、ダイソーとブックオフといった激安ショップが並ぶ。ああ、あと当然無人の消費者金融店舗も忘れちゃならない。あとヤマダ電機とコジマをつければOKだろうか。あとオートバックス。そんな情景が目に浮かぶ。ちなみに16号線というのは横浜から八王子を通過して大宮春日部から千葉へと南関東をぐるっと回る幹線道路である。 まあ16号線に限ったことではなく、地方はどこでもこんな風景が並んでいる。三浦展氏がいうファスト風土というやつで、私の地元もだいたいこんなもんである。 私が小学校ぐらいの頃はこうしたロードショップは夢のテーマパークでもあった。コジマがほとんどただ同然でカセットテープを叩き売り、ジャスコには欲しいものがなんでもあった。マックのハンバーガーは今は単に田舎者の貧乏に成り下がったが

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    hke1120 2007/05/12
  • 深町秋生の序二段日記

    注意。浜村淳方式でどんどんネタバレしてます。 Xbox360の「デッドライジング」はとにかく傑作だ。今日はゲームの話。 21世紀初頭を代表するモンスターゲームと言っていい。桁違いのすごさである。じつはここ二週間ばかりはまりっぱなしだった。 とにかく嬉しいのは、当に当に大人がやるべきゲームが日から登場してくれたことだろう。(カプコンとセガは信頼のブランド。血を出さないナムコは死んでしまえ)もういい年こいたオヤジには「剣と魔法」とか「ジュブナイル」とか「ヒロインの少女とともに悪と闘う」という、それまでゲーム界を仕切っているこの手のガキくさい話にはうんざりしていたのだ。「龍が如く」もかなり傑作で、大人仕様だったが、完全大人仕様という意味では「デッドライジング」のほうに軍配があがるだろう。 いろいろ褒めたくなるが、今日はストーリーの素晴らしさに触れておきたい。このゲームはゾンビ映画の大家ロメ

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    hke1120 2007/03/27
    やりたいやりたいやりたい
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