若松孝二監督ご逝去の報に衝撃を受けています。中二のとき『理由なき暴行』を文芸地下劇場で観たのが最初の体験でした。後しばしば『アンダーグラウンドの蠍座』で若松特集を見ました。中高生時代の僕には監督の作品が心の支え。監督なくして今の僕はない。若松監督の御冥福を心よりお祈り申し上げます。 若松監督は若き時代の僕の「神」でした。大学を卒業するまでに全作品を見ました。90年代半ばに若松監督に初めてお会いしました。ロフトプラスワンの若松監督トークイベント。客は僅か数十名。この場で僕は『ゆけゆけ二度目の処女』の挿入歌(中村義則氏の詩に秋山未痴汚氏が曲をつけた)を通しで暗唱しました。 ママ、僕出かける。もうママに観光バスが停まり、閑古鳥が鳴くだろう。No See you again。僕を裏切り差し入れしなかったパンサーのD。ジャンやミラーやノーマルメイラーはもう不景気さ。勃起した赤いネオンは前進色じゃなく