JavaScriptエンジン「V8」の最新バージョン「V8 Release 6.3」がリリースされた。最大の目玉機能は、いわゆる遅延ロードなどと呼ばれるダイナミックインポートの機能を実現する「import()」が実装されたことだ。 V8 Release 6.3では、JavaScriptの実行速度の高速化やメモリフットプリントをより小さくするなどの改良が行われていますが、もっとも注目すべきなのはダイナミックインポート(Dynamic Import)の機能を持つ「import()」が実装されたことでしょう。 動的なモジュールのインポート機能「import()」 JavaScriptのアプリケーションでは、起動時にすべてのプログラムをメモリにロードすると起動に時間がかかる、あるいはメモリを圧迫するなどの理由から、最初からすべてのプログラムをロードするのではなく、ある機能が必要になった時点でその機