伊予柑は、1886年頃現在の山口県萩市で発見されたといわれています。偶然発生した果物の苗木を三好保徳氏が購入し栽培しました、その後伊予柑の枝変わりを宮内義正氏が発見しました。現在では、伊予柑の主流である『宮内伊予柑』として親しまれています。伊予柑は、愛媛県、和歌山県、広島県、香川県、山口県で作られています。みかんのようにするりと皮がむけないことや味覚の変異など消費率が減少しつつあります。また、他の柑橘品種の栽培などにより栽培量や収穫量も減りつつある果物です。伊予柑は、ほっとするあたたかな橙色、ほのかな酸味と柑橘の甘さのバランスが良く、爽やかな香りが楽しめます。厚い皮のわりに手でもむきやすいので、鞄に忍ばせおやつ変わりにもおすすめです。冬から春にかけておいしい季節を迎え4月上旬頃まで出荷されます。残り短い期間ですが、日本で生まれた伊予柑を楽しんでみませんか?