ここ数年ネット上に次々登場する便利なサービスが、思わぬ形でストーカー悪用される事例が相次いでいる。 ツイッターやフェイスブックなどSNS上でのつきまといから、「つぶやき」からの住所の特定、さらには最新サービス「LINE」を使ったメッセージ連投まで、ネットはストーカーたちの「天国」といってもおかしくない。 ライバル企業の営業部員フェイスブックを「ストーキング」 たとえばツイッターやフェイスブックで、こんな投稿をよく見かける。 「お昼なう。パスタおいしかった!」 その多くは、スマートフォンなどで撮影した写真付きだ。食事に限らず、お店や旅行先で、こうした投稿をしたことがある人は多いだろう。 しかしこうした何気ない投稿も、ネットストーカーにとっては格好の餌食だ。問題は写真についている「ジオタグ」(GPSによる位置情報)。環境や設定によっては、このジオタグで写真を撮影した場所が特定される危険性がある