「今の君はもう十分あの頃をこえているよ」 漫画『スラムダンク』で安西先生が言った名ゼリフも、今の香川真司にならあてはまるだろう。 後半戦最初の試合となったハンブルガーSV(HSV)戦では、グロスクロイツの先制ゴールをアシストするなど、攻撃の中心として存在感を放った。『キッカー』誌や『ルールナハリヒテン』紙など、多くのメディアが、この節のベストイレブンに選出した。 しかし、試合後にはゴールを奪えなかったことを残念に思っていると吐露し、ゴールを奪えないまま途中交代を命じられたことに少しだけ不満も漏らしていた。 「今はパスに酔っている自分がいるのかな。それじゃダメ」 そんな中で迎えた翌週のホッフェンハイム戦。ホッフェンハイムには2連敗中で、これまで一度もホームゲームで勝ったことはなかったが、3対1というスコア以上に試合内容で圧倒して、勝利を収めた。その試合は、香川の独壇場になった。自身で2ゴール
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