台風情報を発表しているのは、気象庁だけではありません。海外に目を向ければ、米軍が設立した「Joint Typhoon Warning Center(JTWC/合同台風警報センター)」も台風を含む熱帯低気圧の経路図などを発表しており、その情報は米軍に限らず、誰でも閲覧することが可能です。 気象庁の台風情報とは何が違う? 気象庁の台風情報では、経路図と共に存在地域や中心位置、進行方向、最大風速などのほか、中心気圧も発表されます。しかしJTWCの台風情報では、測定する機会が少ないとの理由から、中心気圧は発表されません。また、気象庁が発表する最大風速と、JTWCが発表する最大風速には差があります。その理由は、気象庁とJTWCでは平均風速の定義が異なるため。気象庁が発表する最大風速は、JTWCが発表する最大風速よりも約10%ほど小さな値になっているのです。 最近「気象庁の台風情報よりも、JTWCの台
