ブックマーク / utumi-k.hatenadiary.org (19)

  • Fate/stay night 第22話「願いの果て」 - もけー日記

    この話単発でみたらムード演出されていていい感じに見にえるでしょうけど、シリーズ全体の流れで見ると「この馬鹿主人公のどこがいいんだ?」「ランサーの久しぶりの登場と活躍、最期が唐突」「久しぶりに出てきていきなりラスボス化する言峰神父も唐突」「ずいぶん唐突で、しかも結論の端的な事だけの聖杯の説明」と問題だらけ。 士郎が馬鹿に見えてしまう問題は散々述べてきたので省略。 ランサー、言峰、聖杯の問題は、原作の今回の話に該当する部分では、三ルート構成前提で、第ニ、第三ルートであらためて描くために、あえて第一ルートでは露出を抑え腑に落ちない感じを持たせていたのに、それを単発のストーリーラインで完結するアニメ版で工夫無しにトレースしたため。単発ラインで完結するなら、ランサー、言峰、聖杯*1の問題はもっと前から「伏線」「話の段取り」として度々露出させておかなければならないのに、そういう基的な工夫すらしていな

    Fate/stay night 第22話「願いの果て」 - もけー日記
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    hmx13s2 2006/06/07
    22話
  • うたわれるもの 第9話 「その名は東方不敗! ニウェ皇見参」「禁忌」 - もけー日記

    以前からの不満は、敵側が馬鹿で下劣だったり、主人公側に都合のいい行動をとってくれたりといったことでしたが、国外からの敵との戦いになって、ようやく強くて貫禄のある敵になった。 どれぐらい貫禄があるかというと声が東方不敗@秋元羊介氏。でもってハクオロの低姿勢の意図を正確に見抜いて興味を持つ利発さと余裕、手際よく侵攻を仕掛ける判断の早さ、ハクオロとの直接対決出の合理性*1を蹴飛ばしたようなケレン味ぶりなど。 ハクオロの方は、謎の素性に由来するらしき爆薬の知識を、単純な攻撃に使うのではなく、相手側の行動を誘導して兵站を一箇所に集めてそこに仕掛けるという知略ぶり。爆薬の使用はこの世界の薬師では禁忌とされていながらそれを使わざるをえないし、その事以外にもそもそも敵兵とはいえ多くを殺す事をしなければならない王としての立場の苦しさ、それをアルルゥとエルルゥには見せたくないハクオロと、それを直視しようとする

    うたわれるもの 第9話 「その名は東方不敗! ニウェ皇見参」「禁忌」 - もけー日記
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    hmx13s2 2006/05/31
    9話
  • Fate/stay night 第21話 「天地乖離す開闢の星」 - もけー日記

    前回でも言及していて、今回で決定的に、原作第一ルートのセイバー個人への感情を中心に据えるようにして、原作では全ルート通しての重要なテーマだった士郎の正義信念問題の重要度を大きく下げた。まあそういう事をドラマの中心に据えるのは無難とは思いますが、それならそれで原作からシリーズ全体を通しての話を積極的に組みかえるべきだったでしょう。まあ実際にやろうとしたら大変なのはわかりますが。 ギルガメッシュのゲート・オブ・バビロンや”天地乖離す開闢の星”エヌマ・エリシュは「まあこの程度」な迫力などの演出。ふと思った演出手法案の一つですが、車田正美漫画とかであるように「見よ!天地乖離す開闢の星!エヌマ・エリシュ!!」と技の説明的な台詞とともに技名を叫んで、攻撃を放つと直接的な衝撃以外にバックに”天地乖離す開闢の星”を表現する大自然とか宇宙とかの壮大なイメージ映像も出てくる.....なんてのはどうでしょう。エ

    Fate/stay night 第21話 「天地乖離す開闢の星」 - もけー日記
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    hmx13s2 2006/05/31
    21話
  • ゼーガペイン 第8話「水の向こう側」 - もけー日記

    主人公のキョウは、普通の人間ならこれぐらいネガティブになるだろうという部分と、物語の主人公として前向きである部分が上手くバランスが取れています。 いわゆるエヴァ以降にありがちな主人公だとひたすら屈していて物語の牽引自体の障害になっていたり、それに対するカウンター的な主人公だと逆にひたすら能天気、前向きすぎたりしましたから、キョウぐらいバランスが取れている主人公はなかなか居なかった。 今回の話はよく考えてみると、主人公の屈と、それを振り払った直後の機転の効いた戦法を駆使した戦闘の爽快感という点では『飛べ!ガンダム』*1。しかも台詞回しも配慮が行き届いていますし、今まで描かれていた、例えコンピュータ内の物でも日常生活の価値は何物にも代えがたい事という仮想世界内視点と、コンピュータ内にかろうじて保存された儚い物であればこそ守らなければならない物という仮想世界外視点とがうまくかみ合って、キョウ

    ゼーガペイン 第8話「水の向こう側」 - もけー日記
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    hmx13s2 2006/05/26
    8話
  • 涼宮ハルヒの憂鬱 第8話 孤島症候群(後編) - もけー日記

    事件の真相は前回予想したとおり、オッカムの剃刀で考えれば自然に出てくる事でしたが、ラストでキョンが「ハルヒ」と「作者」の違いはあれ、ほぼ同じように考えていた事を語っているのには笑いました。 前回の古泉の講釈などはメタ・ミステリーとしてはさほど面白くありませんでしたが、今回は各種演出が各種既存ミステリー系作品を意識したもので、実にメタ・ミステリー的に面白い。 とりあえず気がついたミステリーを意識したであろう演出 斜めむきやパース強調したカメラワークを多用。不安感の演出。 冒頭、俯瞰視点のロングショットで部屋の全景と登場人物を映す。状況を引いた立場で見下ろすような演出。 その他にもロングと斜め、パース強調のカメラワークによる、客観視や不安感の演出。 古泉の頭上でファンが回る演出も、しばしばある不安感を煽る演出 ハルヒによる事件の状況の想像の単色映像。実写ミステリー作品の回想シーン(元ネタの映画

    涼宮ハルヒの憂鬱 第8話 孤島症候群(後編) - もけー日記
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    hmx13s2 2006/05/23
    8話
  • うたわれるもの 第8話「調停者」 - もけー日記

    皇帝にはなりたくないものよ ブリタニア人の間をほっつきさ迷い スキュティアの酷寒に肌を刺され 古代ローマの詩人フロルスが、おつきをしていた五賢帝の一人ハドリアヌスについて述べたざれ歌 国を取って村の衆はどうするか通っていたら、ハクオロやオボロにまかせて村にかえる。まあ隊長や役人が務まりそうにも見えませんし。 国の運営は先代の部下を引継ぎの模様。まあ考えてみれば、先代はいかにも無能でしたから有能なトップならすんなり受け入れるでしょう。しかし前回までの戦いの過程で(原作では描写されているかもしれませんが)家臣たちの先代への不満をもっと描いていればと思います。 その家臣たちの前にハクオロ王が出て来るシーン。つい『吼えろペン』の仮面編集者にその場にいた一同が内心「なぜ仮面なんだ?」と思いつつも口にするのを自重するというシーンを思い出してしまう。 そうして行政スタッフは引き継いでいても、通常の決裁だ

    うたわれるもの 第8話「調停者」 - もけー日記
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    hmx13s2 2006/05/23
    8話
  • ゼーガペイン第7話「迷える魂」 - もけー日記

    衝撃の真実を知ったキョウですが、近年ありがちなパターンでただ屈するのではなく、空元気だけでも発揮しようとするのはいいです。まあ結局は屈しているのですが。 バックアップデータということで、単なる仮想世界云々だけでなく、自己の同一性の問題まで考えて屈するキョウ。 現実世界の方にキョウたちが出ている状態についての疑問ですが、人格などが量子コンピュータに保存されているというのなら、実体化しているのはマスターに対するコピーで、実体化したコピーが破壊されてもマスターデータに損害はいかないと思うのですが、このあたりはどう理屈がつくのでしょうか。『スタートレック ボイジャー』のホログラム・ドクターも立体映像のドクターがボイジャーから遠方に出かけると、ドクターそのものがボイジャーから離れているし、立体映像のドクターのダメージイコールドクターそのもののダメージという扱いでした。まあ負傷や死の危険性が普通

    ゼーガペイン第7話「迷える魂」 - もけー日記
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    hmx13s2 2006/05/18
    7話
  • 涼宮ハルヒの憂鬱 第7話「ミステリックサイン」 - もけー日記

    イメージトレーニングとはいえ巨大カマキリと素手で戦った範馬刃牙と、巨大カマドウマと超能力で戦った古泉&長門とどちらが偉いでしょうか。 範馬勇次郎パパ:「百聞は一見にしかず。百見は一触にしかず。殺されもせぬ。喰われもせぬ。いかに巨大化しようが想像は想像。実物の仔犬にも劣るシロモノよ」 ごもっとも。バキのイメージカマキリ対決をキョンが見たら、さぞツッコミを入れまくってくれた事でしょう。 あの存在のした事というのはようするに、グロ画像*1へのリンクをそこら中の掲示板やブログにはりまくるスパム野郎どもと同じというわけですか。やだなあ。 *1:というか魔空空間に引き込まれる

    涼宮ハルヒの憂鬱 第7話「ミステリックサイン」 - もけー日記
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    hmx13s2 2006/05/17
    7話
  • うたわれるもの 第7話 「皇都侵攻」 - もけー日記

    冒頭。ハクオロは今日も元気に鈍器で、撲殺したり喉を潰したりしています。 以前から敵方が見せしめのつもりでしていて、今回はルワンギがやっている行為は、いかにも能無しらしい、敵の戦意をくじくつもりでかえって上げてしまう半端なやり方。それを命令するならあんな小物くさくてはいけませんし、焼討ち殺戮は一貫した態度で徹底してらなければならないのに場当たり的で中途半端、そのくせ鞭とついになる飴(領主の立場の保証)とかを提示していない。 モブの多い戦闘だとCG作画による人間の動きが妙にカクカクしているのが微笑ましい。まあ、あまり恵まれていない製作状況のようですから。 城攻め。結果的には割とあっさり城壁を越えていましたが、防御側が矢を多数放ってくる状況では盾の類を構えた上で突撃しないと。 「その場の勢い、それはときにはタキオン粒子よりも加速する(『メダロット』のナレーションより)」で決起して一国制圧までにい

    うたわれるもの 第7話 「皇都侵攻」 - もけー日記
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    hmx13s2 2006/05/17
    7話
  • シムーン 第6話「傷と痛み」 - もけー日記

    各話飛び飛びに見ております。 登場人物のことごとくの、戦争参加の理由や心情などをモラトリアムにしている作りは、戦争を侮りすぎた酷い代物ですが、現実離れしすぎているせいか『スターシップ・オペレーターズ』等ほど腹はたたず。ただし面白いと思う気もまるでないですが。 戦争中の戦闘機パイロットでなくもっと別の、危険性はあってもあくまで平時の技能集団なら、問題は無かったでしょうけど。 あと以前も指摘しましたが、複座コクピットで一人ずつをクローズアップで映すものですから、複数チームが編隊を組んで会話しているときは、誰が誰と会話しているのかが感覚的に混乱する。おまけにパイロットが皆美少女なのでさらに区別がつきにくい。同じ複座方式の『ゼーガペイン』だと二人同時に映す、登場人物の外見にある程度以上の個性があるなど、自然に見れているので、余計に『シムーン』のまずさが際立つ。

    シムーン 第6話「傷と痛み」 - もけー日記
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    hmx13s2 2006/05/14
    6話
  • ゼーガペイン 第6話「幻体」 - もけー日記

    世界の真相が明かされた回。 しかも「霊界」「脳に直接見せられている仮想世界」よりさらにシビアな、人間自身もコンピュータ内に保存された生前のデータを動かしているにすぎないという代物。霊魂や脳なら自分自身を定義する個としての実体はあるわけですが、この世界の人間はコピーデータにすぎない。 とはいえ大方予想はしていた(というか、予想させるように伏線をはってきた)事ですし、こういうアイデアも初めてというわけではないです。しかし「ゼーガペイン」独自といっていいのは、こういう真相を、主人公自身もそうした存在という話では珍しく、オチではなく、話を展開するための認識として前半の内から作中人物と視聴者の双方に提示してきた事。ここからどう、こういう絶望的な状況から、主人公がどのような認識や目的意識を持っていき、話が展開していくのやら。 なお、主人公は外部の存在で、内部の住人には自覚できない仮想世界にアプローチす

    ゼーガペイン 第6話「幻体」 - もけー日記
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    hmx13s2 2006/05/12
    6話
  • 涼宮ハルヒの憂鬱 第6話「孤島症候群(前編)」 - もけー日記

    視聴者に印象が定着したキャラのバカンス風景は楽しいですが、話的にはさほど面白みは無し。 古泉のミステリー論も、この手の話題では定番過ぎる話なので新味は無し。 ラストの殺人ですが、ハルヒの能力で引き起こされたというのは愉快な学園物としては色々と問題でしょうし、古泉と所属組織がハルヒを退屈させないようにしている芝居でしょうか。 館の怪しい設計者って、中村青司(綾辻行人 館シリーズ)がお望みで*1? 長門有希が今回読んでいたのタイトルは静止画で見てもわからず。 ハルヒのキャラクター性、ガルバトロン様みたいなものと以前から自分でいいながら今一違うと思っていたら......ようやく思い出した。 京極夏彦の小説の名(迷)探偵「榎木津礼二郎」 特殊能力に自覚的か否か以外はそっくりだ、この二人。 *1:そういえば「十角館の殺人」〜「時計館の殺人」は読んでいますが、「黒館の殺人」「暗黒館の殺人」「びっく

    涼宮ハルヒの憂鬱 第6話「孤島症候群(前編)」 - もけー日記
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    hmx13s2 2006/05/11
    6話
  • うたわれるもの 第6話「集う力」 - もけー日記

    女性たちが炊き出しをしているのは何でしょう。普通に考えると米ですが、麦かもしれませんし。 今回もそうですがこの話、主人公側は、ハクオロのリーダーシップや苦労が的確に描かれている上に、炊き出しとか代表されるような農民一揆という描写が行き届いていて面白いのですが、敵方がステロタイプな悪役すぎて物足りない。 敵の美形武将も、関所破りを見のがしている所からわざと反乱を煽っているのかと思ったら、その結果ハクオロ勢に援軍がきたら気で驚いていた。上司が無能なのでやる気が無いという理屈はわかりますが、主人公側に都合のいい「今日のところは見逃してやる」「止めを待ってやる」というステロタイプな行動を繰り返しているだけに見える。 ......『ゾイドジェネシス』序盤の、うっかり少将まじかるザイリンの存在は偉大だったんだなあ。

    うたわれるもの 第6話「集う力」 - もけー日記
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    hmx13s2 2006/05/11
    6話
  • Fate/stay night 第18話「決戦」 - もけー日記

    ほぼアニメ独自のストーリー内容ですが、ドラマ的要点(葛木とキャスターの関係のほのめかし、小次郎に問われるセイバーの願い、葛木に自分と比較して追求される士郎の自分の願いが無いこと、凛と桜の関係)などを、いつもの原作トレース*1よりよほど的確に表現できている。 戦闘も及第点。今回はほぼアニメ独自のセイバー・小次郎戦は、原作トレースで結果的に「解説し合っている間に戦ったら?」と言いたくなるような代物になっていた一戦目よりずっといい。 しかし他所でも既に指摘されていますが、シリーズ構成全体でみると、葛木の登場とか(それまでのキャスターのわずかな出番だけでは弱い)、桜と凛の関係(わずかなほのめかしのみのみで、伏線、布石としては弱すぎ)とかが唐突に出てきたように見えるのがなんとも。これも第一ルートトレースに、第二、第三ルートをつまみい式に継ぎ足すという作りの弊害。 桜と凛の関係を描くのは原作では第三

    Fate/stay night 第18話「決戦」 - もけー日記
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    hmx13s2 2006/05/09
    18話
  • 涼宮ハルヒの憂鬱 第5話「涼宮ハルヒの憂鬱III」 - もけー日記

    原作一巻『憂』*1だと事件が予兆から格的に進展する前の説明編的な位置付けでしたが、アニメ版では『憂』をメインに他の短編を間に挟むという変則的なシリーズ構成で、まず普通でないメンバーや状況を提示してそれを後から説明するという形に改変している。 原作物をどの程度アレンジするかというのは常に悩ましい問題ですが、『ハルヒ』の場合は、話のアレンジしないまま、公開する順番を入れ替えるという方法をとっている。これは「非常識な超監督(今回の話でハルヒは世界の”監督”である事が明かされた)作品」という演出意図もあってのもので、そうそう使えませんが、なかなか上手いやり方。 今回の話自体は初の理解者(と思っている)であったキョンが、離れて他の女性メンバーと行動するのに、ハルヒがヤキモチをやくというシンプルな物。 *1:一巻に軽く目を通しておきました。ただアニメ版を見る楽しみのために細部はあえて読まず

    涼宮ハルヒの憂鬱 第5話「涼宮ハルヒの憂鬱III」 - もけー日記
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    hmx13s2 2006/05/03
    5話
  • Fate/stay night 第17話「魔女の烙印」 - もけー日記

    オリジナル展開を入れつつ、今までの展開とは別物のようにテンポがいい。キャスターの情報はイリアと一成からすんなり手に入り、士郎はあまりグダグダ言わず、キャスター・葛木戦が終わるとイリヤの危機、と思いきや真のターゲットは桜で、桜を奪われて次回への引き。多分次回はキャスター組と決着と桜の素性あかしを同時にやる模様。 設定関係も今までと違ってアレンジが(適切に)結構入っている。キャスターの魔力集めが戦力増強のみならず聖杯召還に直結している事になったり、ルールブレイカーの効果を別解釈して致命的にならない程度に見せ場を作ったり。 もちろん原作の色々なディティール(心理、状況、背景など)がずいぶん削られているのですが、正直原作をトレースし尺を使っていた今までが、うまくいっていなかったのですから、これでもむしろよくなったように思えてしまいます。 だた今回のままだと葛木がだたの悪党のまま終わりかねないので、

    Fate/stay night 第17話「魔女の烙印」 - もけー日記
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    hmx13s2 2006/05/02
    17話
  • 涼宮ハルヒの憂鬱 第4話 涼宮ハルヒの退屈 - もけー日記

    今回のデストロン軍団SOS団はガルバトロン様ハルヒの思いつきで野球。 シリーズ構成的には相変わらずアグレッシブ。 普通ならAという事件があり、次のB事件ではA経験を踏まえた言動が出てくると構成している。ところがハルヒの場合第一話にいきなり自主制作映画を持ってきたこともそうですが、今回も、まずB事件を出してそれ以前のA事件への関心を持たせる描写をして、その後にA事件をあらためて描くという構成になっている。変則的で一般には多用できませんが*1、これはこれであり。 なおかつ今回の注目点は、登場人物たちの心境をけっして説明的に描かないのに、表情や実際の行動を見ればその心境が十分理解できるように描いている事。 これは一定以上の演技力や演出力、アニメでなら作画演出力がないとできない*2。 まず、相手の野球チームがハルヒの実力を見て、即座に気を出すあたり。ここで相手チームは「気を出すぞ」というような

    涼宮ハルヒの憂鬱 第4話 涼宮ハルヒの退屈 - もけー日記
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    hmx13s2 2006/04/25
    4話
  • Fate/stay night 第16話 「約束された勝利の剣」 - もけー日記

    今回使用したカリバーンの「勝利すべき黄金の剣」でなく、エクスカリバーの「約束された勝利の剣」がサブタイトルなのは、特に意図も見えず。これまで原作設定の誤読が特になかったのに、これはさすがにミス。 バーサーカーとの戦いの決着が、突き一つで七回分殺せてしまったというあっさりしすぎた物なのは、原作を丁寧にトレースするがそれ止まりというこのアニメ版の悪いところが顕著に現れている。 たしかに原作のテキストをそのままトレースしたらああなりますが、映像(しかも主観視点と客観視点の違いあり)にするなら相応の工夫をしないと。例えば突き刺されたカリバーンのパワーに耐久力と蘇生力で耐えるバーサーカーと、カリバーンに力をこめるセイバーと士郎の、力のせめぎ愛を映像で描くとか。

    Fate/stay night 第16話 「約束された勝利の剣」 - もけー日記
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    hmx13s2 2006/04/25
    16話
  • うたわれるもの 第4話 - もけー日記

    決起話。 ハクオロは「なりたい人より、させたい人」タイプのリーダー。そしてリーダーになった以上は思い切って決起を指導する模範的リーダーぶり。 そうして自分の血も敵の血も流す、体と内面の両方での苦しさ。この話直接的に描写するのは最低限にしながらも流血沙汰をかなり描いている。ハクオロが領主を殺したのも、畳んだ鉄扇で喉を押しつぶすという剣等でやるより一層血なまぐさいやり方。 ただ今のところハクオロ以外(特に敵側)のキャラはステロタイプの域を出ませんし、演出力も今ひとつ(声優はがんばっていますが)なのが物足りない。

    うたわれるもの 第4話 - もけー日記
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    hmx13s2 2006/04/25
    4話
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