ASCII.jpでは、油没冷却PCを過去に何度か検証している。直近では、Core m版スティックPCの油没を行ない、Core mまでならば問題なく冷却できるローコストなフォーマットを生み出す成果を得た。 では、次はというと、デスクトップPCをどうにかしたい。とはいえ、過去の実験ではAPUの「A10-6800K」の熱に完全敗北しており、方法が思い浮かばない。 そこで、なにかヒントを得られるかもしれないと思い、海没コンピューターの実験を行なっている国立情報学研究所 鯉渕研究室の門を叩いてみることにした。 えっ、海没? そう、その名の通り「海に没して冷却するPC」である。 研究室に入ると水没PCがあった。研究を進めているのは、国立情報学研究所アーキテクチャ科学研究系准教授・鯉渕道紘氏(写真左)、前国立情報学研究所アーキテクチャ科学研究系特任准教授(現情報通信研究機構ユニバーサルコミュニケーション