大手食品スーパーのエコスが主導するボランタリ・チェーンである「全国セルコグループ運営本部」は2月21日、共配センター「城西セルコ所沢共同物流センター」の運用を開始し、無線ICタグを活用したシステムを稼働させた。日立製作所の響タグ(UHF帯対応)をカゴ車に取り付け、カゴ車の紛失防止と、店舗での荷受け業務の効率化を図る。 店舗とセンター間を行き来するカゴ車はこれまで、店舗に長期間滞留したり、外部に流出して紛失することが常態化していた。今回のセンターの配送先である53店舗においても、年間に全体の7~8%に当たる1000台がなくなっていた。損失額は1000万~1500万円に達する。これを防ぐため、商品配送時に、カゴ車に取り付けた響タグを読み取って、配送先店舗名とヒモ付けて記録する。空になったカゴ車を受け取るときにも同様に読み取ることによって、個々のカゴ車が各店舗と配送センターのどこにあるかを把握す
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