患者がどんどん死ぬ『脳外科医 竹田くん』の“実在モデル” 医療マンガ『脳外科医 竹田くん』をご存じだろうか。 2023年にはてなブログでWeb連載された匿名作者による作品で、架空の病院である「赤池市民病院脳神経外科」を舞台にしている。 「あり得ない脳神経外科医 竹田くんの物語」という副題が示すように、「手術テクニックがド下手にもかかわらず、手術が大好きな脳外科医の竹田くん」が主人公で、患者は高確率で死亡もしくは後遺症に苦しむというブラックなストーリーである。 さらに怖いのは、マンガの内容が兵庫県赤穂市に実在するA病院で2019~20年に多発した医療事故に類似していると指摘されていることだ。描かれる手術や後遺症の詳しいエピソードも同病院関係者が協力しているとしか思えないほどリアルだからである。 SNS上では、「内容怖すぎ」、神の手ならぬ「死神の手」、人気医療マンガの『K2』をもじって「逆K2