政府からの振込手数料引き下げ要請を踏まえ、全国の銀行が銀行間の送金手数料を抜本的に見直すことが3日、分かった。個別交渉で決まるとされていた手数料が40年以上固定されている現状を改め、コストに応じた料金を徴収する方式に変更する。来年3月以降の導入を目指す。 銀行が別の銀行に対して支払う手数料が下がれば、利用者が負担する振込手数料の軽減につながる可能性があり、キャッシュレス決済の普及も後押ししそうだ。 振込手数料を巡っては、政府が是正を要請。銀行界は銀行間手数料の見直しとは別に、スマートフォンアプリを使った少額決済用のインフラ新設なども検討している。