筆者はユーザー企業から「端末がWi-Fi(無線LAN)につながらない」「無線LAN接続が切れる」といった連絡をもらって調査をすることがある。接続できないといっても、その原因は「電波の感度が弱い」「パスワード(PSK)が合っていない」「証明書が一致していない」など様々だ。そのため、まずは調査をして原因を特定する必要がある。 アクセスポイント(AP)のログ調査によって原因を特定できることもあるが、そううまくはいかないこともある。最も厄介なのは「ログ上では送信したことになっているが、実は端末やAPがフレームを送り出していなかった」といった問題が発生しているケースだ。 原因が分かりにくければパケットキャプチャーで調べる 無線LAN機器がフレームを送信しているかどうかを確認するには、やり取りされているデータを採集し、調べてみるのが基本である。これをパケットキャプチャーという。 パケットキャプチャーの