NTTデータは2016年11月11日、同社の勘定系パッケージ「BeSTA」を採用するシステム共同化陣営に、地方銀行である島根県の山陰合同銀行と東京都の東日本銀行が新たに参画すると発表した。2行は現在、それぞれ他社製の勘定系システムを利用しており、NTTデータがリプレイスに成功した格好だ。同社は既に地銀向けの勘定系システムで最大シェアを握っているが、新規顧客の獲得で頭一つ抜け出したと言えそうだ。 山陰合同銀行は、勘定系システムの共同利用陣営としては最大規模の「地銀共同センター」に参加する。11日に基本契約を締結し、2019年度下期~2020年度上期にも利用を開始するという。これで地銀共同センターの利用行は15行となる。 同行は現在、青森県・みちのく銀行、熊本県・肥後銀行と共に、日立製作所が主要ベンダーを務める「Bank's ware」陣営で、勘定系システムを共同利用している。山陰合同銀行が抜