プロセスロードマップの最後は、インテル以外のファウンダリーの、主にロジックプロセスに関する近未来展望を紹介したい。ファウンダリー別に紹介するより、プロセスノード別の方がわかりやすいので、これにそって説明していきたい。 各社の主力となった 28nmプロセスノード 当初の予定を超えて、長く使われることになりそうなのが28nmプロセスノードである。元々業界では32nmノードの開発を予定していたが、インテルとサムスン、それとIBM/GLOBALFOUNDRIESのPD-SOIのみが無事に立ち上がっただけで、業界全体としてはこれを飛ばして28nmに移行してしまった。 もうすこし正確に書けばTSMCは32nmプロセスを当初開発していたものの状況は芳しくなく、大分当初の予定から遅れることになってしまった。これもあってTSMCは32nmをスキップし、32nmのハーフノードである28nmに注力した。 その2
![半導体プロセスまるわかり 14nm以降に立ちふさがる大きな壁 (1/3)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6faeb973e9fa42832067b98bb67a2df5baa408b6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2009%2F05%2F22%2F1511904%2Fl%2F0338dffa393439c5.jpg%3F20200122)