2019年9月から20年初頭にかけて、オリオン座の一角にある赤色超巨星「ベテルギウス」の明るさが35%も陰るという原因不明の減光現象が観察された。ベテルギウスはすでに最盛期を過ぎた星だ。そのため爆発して超新星になる予兆ではと大きな話題になった。 だがその原因がついに判明したようだ。 このほど、ヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡VLTによってとらえられた一連の鮮明な画像の分析結果が、『Nature』(6月16日付)で発表された。 それによると、これまで予測されていた通り、ベテルギウスが放出したガスが固まって塵となり光を遮ったという説明がもっとも妥当であるという。
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