極貧の生活に零落 「ケースワーカー以外で来客があるのは初めてかもしれません。椅子やテーブルはないし、布団も敷きっぱなしなので、外でしか人と会わないようにしているんです」 東京・大泉学園の床一面にホコリが積もる1Kタイプの部屋で、田中祐氏(63歳)は本誌記者にこう話す。 氏は、故・田中角栄が元芸者の辻和子との間にもうけた「次男」である。田中眞紀子元外相とは異母姉弟の関係だ。顔や背丈など、外見は確かに角栄を彷彿とさせるものがある。 だが彼は、金権政治の権化と言われた男の息子とは思えないほど、極貧の生活に零落していた。 「10年ほど前、消費者金融3社から借りた約150万円が払えなくなって自己破産しました。 '90年代前半、当時勤めていた西武グループから独立して企画会社を立ち上げたんです。ところが、経営に失敗して貯金が底をついてしまった。それ以降、借金を繰り返してきました」
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