ペンネームを考えていたときに、最初に浮かんだ名前はマスオだった。 結婚してすぐに、友達連中からもマスオと呼ばれるようになった。ワケは嫁が自分の実家で、ワタクシをマスオにしようとしていたからなのは言うまでもない。 ちなみに、”池”は嫁にハメられた池、”沼”は姑氏の底なし沼を表現して”池沼マスオ”というペンネームが完成した。なかなか気に入っている。 結婚する時に、婿養子になることは回避できたものの、当初からマスオになれと嫁に首根っこ掴まれて強要されていた。 当初は、まぁいいか!くらいに思っていたのだが、嫁の実家にパッツンパッツンのスーツを着て初めて挨拶に行った時、姑氏を見て意見が360度変わった。姑氏は自慢の大阪のおばちゃんパーマをなびかせて、換気扇の下で不機嫌そうにタバコを吹かしていた。 まるでナニワ金融道に出て来るセコい大阪のオバチャンそのもの。必死に好青年を演じる初対面のワタクシに、ダメ