「めしあのいちにち」岩田洋季(電撃文庫) 彼女の名前は“めしあ”。身長は145センチ、体重もおそらく軽い。あやめヶ原学院中等部に通う二年生で、まだ十三歳。見るからに幼く、子どもっぽい容姿をした女の子で、よく笑う。とにかくよく笑う。けれど同時に涙もろくて、嬉しくても悲しくても泣いている。それが殺ヶ原保の義妹、めしあの特徴である。そして、世界で最も特別であろう存在だ。 今日もめしあと保、姉の錬子、妹の蛍雨にとって、いつもどおりの一日が始まる。めしあは縁起物のごとく扱われ、錬子はクールな生徒会長と憧れられ、蛍雨は鬼子として恐れられ、保は女子生徒に怖がられる一日が。そして、めしあを守るためでもあるいつもの一日が──。 世界で最も特別な存在のめしあとそれを守る殺ヶ原家の兄弟達の物語。舞台は現代日本だがある理由により、本当の現代より殺伐としている。 殺ヶ原蛍雨最強伝説ここに開幕!(違っ 蛍雨の普段の残