『ジョジョの戦略 最後に必ず勝利する方法』(富田英太著、あさ出版)は、根強いファンを持つ漫画『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦作、集英社)内で示された考え方や方法論をビジネスに応用しようというユニークな書籍。では具体的に、『ジョジョ』のどの場面が「使える」のでしょうか? 第5章「一発逆転をねらう」に焦点を当ててみます。 攻めてもダメなら、相手にとり込まれてみる。(185ページより) 山を賭けたんだぜ シュトロハイム! 皮膚もだめ... 眼ん玉もだめ... 表からがだめなら内部からだ! 一か八か賭けたぜ! 喰うときなら じかに波紋が流せると思ってな... (サンタナに波紋攻撃をしかけたが通用しなかったため、ジョセフ・ジョースターはわざと攻撃を受けてサンタナの体内にとり込まれ、内部からの破壊を試みる。『ジョジョの奇妙な冒険』第7巻からの引用) 「相手に取り込まれてみる」というジョセフの発想は