ブックマーク / bambi-eco1020.hatenablog.com (3)

  • 彷徨い続けること - バンビのあくび

    やっぱりおおかみ (こどものとも傑作集) 作者: 佐々木マキ 出版社/メーカー: 福音館書店 発売日: 1977/04/01 メディア: 大型 購入: 5人 クリック: 33回 この商品を含むブログ (56件) を見る 私が幼稚園に通っていた頃、佐々木マキさんの『やっぱりおおかみ』と出会った。先生が読んでくれたのを聞いた時、「なんて不思議な絵だろう」と思った。それまで読んでいた絵は楽しかったり、悲しかったり、面白かったりと「私の中のどの感情に分類されるか?」が明確なものばかりだったのだが、『やっぱりおおかみ』はどの感情にも上手く分類することが出来なかった。 ひとりぽっちのおおかみは仲間を探して色んな場所を巡る。うさぎの群れ、ぶたの群れ、しかの群れ…みんな仲間がいて羨ましい思うけれど、自分と同じようなおおかみはどこにもいなかった。 孤独と寂しさを感じながらおおかみが行き着いた答え。それ

    彷徨い続けること - バンビのあくび
    hohoin7
    hohoin7 2014/11/23
    気になる絵本なので今度読んでみます。
  • 交差点で会いましょう - バンビのあくび

    仕事を終えて外に出た。暗闇を照らす街灯の灯りで雨が降っていることがわかった。 重力に逆らわず、まっすぐに雨は天から地上へ降りてきていた。音もなくただ静かにまっすぐに。 ここのところ、ブルブルと寒さを感じるようになってきた。 私はお気に入りのマフラーを助手席に置き、いつでもぐるぐる巻けるようにスタンバイしている。 車を運転していると、夜の闇が一層深い色合いになってきたと感じるが、相反して車のライトや街の灯りが輝きを増してきたように思う。 ほら、あそこにオレンジのパトライト。 工事中なのかって?いえいえ、あれは喫茶店。 パトライトが光を放ちながら、クルクル回っている時は営業中の印なの。 以前は、う…ん、パトライト?と思っていたけれど、慣れてくれば生活の一部でしかない。何も驚かない、当たり前の風景。この土地の人が方言ですぐ「おまえ」と言ってくるのもちょっと怖かったけど、今はそこまで感じていない。

    交差点で会いましょう - バンビのあくび
    hohoin7
    hohoin7 2014/11/06
    素敵な絵と文章ですね。なんだか心が優しくなれたような気がします。
  • 『満月のさじかげん』を読んで〜思春期の不安を思い出しました - バンビのあくび

    『満月のさじかげん』という児童書を読みました。 満月のさじかげん 作者: 樫崎茜 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2010/07/06 メディア: 単行 購入: 1人 クリック: 6回 この商品を含むブログを見る 母親に先立たれて、お父さんと暮らす5年生の鳴(めい)ちゃんが主人公です。 誰でも経験のある小学校での生活と友達関係が軸になっているのですが、担任の妊娠や片腕のないおじさんとの関わりが素敵で、大人が読んでも何か気づけるんじゃないかなと思えるお話でした。 過剰歯が気になる鳴ちゃんと右腕がなく装飾義手をはめている赤羽さんとの交流は、多くても少なくても不安になり、心を乱しまくる私自身にグイッと入り込んできたように思います。 心と身体はいつも過剰と欠損の狭間にある。 そんな気持ちを少し欠けている満月ととらえてるのも良かったです。 担任の先生のお腹に赤ちゃんがいることを、どうしても好

    『満月のさじかげん』を読んで〜思春期の不安を思い出しました - バンビのあくび
    hohoin7
    hohoin7 2014/11/02
    なんだか気になる一冊です。
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