Windows10標準のVPN接続で、必要なときのみVPN接続するという使い方をしているのですが、VPN先が特定の開発用サーバにしか接続できない、回線が細いなどの理由で、必要なパケットのみをVPN側に回し、それ以外のパケットは通常の経路で流したいという状況がちょくちょく発生するようになりました。 当初はVPN接続するたびにコマンドプロンプトを起動して、手動でrouteコマンドを実行していたのですが、手間だったので自動化について調べてみました。結果的には、意外と簡単なことだったのですが、日本語情報が見つからなかったので紹介しておきます。 準備と前提知識 まずは、VPN接続を作成しておいてください。この状態でVPN接続をして、Windowsのコマンドプロンプトでipconfigを実行すると、VPNのアダプタが追加されて、俗に言う「ネットワークカード2枚刺し」状態になっていることが分かります。