従来の会計業務は伝票を起こして財務諸表を作成する、というシンプルな構造であり、システム化しやすい分野だった。しかし1990年代後半に入ってからは急激な環境変化、企業個別の管理会計、会計基準の国際化など、多くのニーズへの対応が求められており、会計システムの構造は年々複雑化している。利用するソリューションも独SAPのSAP ERPや米オラクルのE-Business Suite(Oracle EBS)など、大規模かつ広範囲なものとなっている。 ERPパッケージはそのアーキテクチャ、すなわちデータ構造やアプリケーション構成を変えて導入することは推奨されない。このため、表面に現れる機能や利用方法に着目して導入可否の検討を行い、通常はアーキテクチャ面からの分析はなされない。 しかし、ユーザ企業の導入目的、業務方針、文化、システム環境の違いから、選択したソリューションのベースとなる考え方が馴染まないケー
日本オラクルは2月18日、自社主催イベント「Oracle Applications Summit 2010」を開催。「"ニューノーマル"時代における成長戦略と経営革新」をテーマに、金融危機後の企業戦略やITシステム導入のあり方、オラクル製品/ソリューションの優位性などが紹介された。 米オラクル アプリケーション開発担当シニア・バイスプレジデント スティーブ・ミランダ氏 基調講演では、米Oracleでアプリケーション開発担当シニア・バイスプレジデントを務めるスティーブ・ミランダ氏と、アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)の常務執行役員でIT部門を統括(Chief Information Officer for Japan)する福島行男氏が登壇。「ニューノーマル」という言葉の意味や、そうした言葉で表現される時代におけるITソリューションやIT部門の役割などを講演した。 Oracleのミ
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