「ブラック企業」は、多くの人にとって身近な問題のようだ。 2月24日付本連載記事『超ハピネス企業、なぜ突然ブラック企業に転落…仕事の効率向上施策が業績悪化を招く理由』では、「ブラック企業」と「ハピネス企業」について言及したが、その反響は今でも続いている。 記事はTwitterやFacebookでも拡散し、あるメディアのFacebookページに取り上げられた時には数時間で「いいね!」が1000件を超えるほどだった。 筆者なりに分析してみたが、読者が勤めている企業に、筆者が示したブラック企業の特徴に当てはまることが多くあったのだと思われる。 5月18日、塩崎恭久厚生労働相は、違法な長時間労働を繰り返すブラック企業の名を行政指導の段階で公表するよう、全国の労働局長に指示した。公表対象は労働時間や賃金に関する違反があり、時間外労働が月100時間超となる企業ということだ。ブラック企業にとっては、存続
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