第105回全国高校野球選手権記念大会は最終日の23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝があり、慶応(神奈川)が8―2で仙台育英(宮城)を破り、「慶応普通部」として出場した1916(大正5)年の第2回大会以来、107年ぶり2回目の優勝を果たした。107年ぶりの制覇は、2016年に54年ぶりに大会を制した作新学院(栃木)を超えて史上最長ブランクとなった。 第2回大会は阪神甲子園球場が開場前で、豊中グラウンド(大阪府豊中市)で行われており、慶応は甲子園大会としては初優勝を飾った。5年ぶり19回目出場の今大会は2回戦から登場。初戦は北陸(福井)を9―4で降し、3回戦は優勝候補の一角だった広陵(広島)を延長十回タイブレークの末、6―3で破った。