彼らにとって前作「空間」以来約6年ぶりの新作となる「光る音」は、Polarisらしさを濃縮した10分を超える楽曲。レコーディングには大谷友介(Vo, G)、柏原譲(B)の2人を支えるべく、茂木欣一(フィッシュマンズ、東京スカパラダイスオーケストラ)がドラム&コーラス、HAKASE-SUNがキーボードで参加し、鮮烈なアンサンブルを響かせている。 また現在彼らは来年リリース予定のニューアルバムを制作中。ライブの予定もオフィシャルサイトにて順次発表される。
平野綾のユニバーサルシグマ移籍第1弾アルバム「FRAGMENTS」がリリースされた。各楽曲ごとに異なるサウンドクリエイターを配し、さまざまなサウンドにチャレンジした本作。「FRAGMENTS=かけら」のタイトルどおり、色とりどりな音のかけらを集めて作られた、平野の音楽活動における“第2章”の幕開けにふさわしい作品となった。 ナタリーではアルバム完成を記念して、平野にロングインタビューを敢行。今回のプロジェクトが始動した経緯や、音楽活動への情熱、声優としての代表作と言える「涼宮ハルヒの憂鬱」への思いなどについて幅広く訊いた。また、アルバム「FRAGMENTS」の収録曲についても、本人に1曲ずつじっくりと語ってもらった。 取材・文 / 臼杵成晃 インタビュー撮影 / 井出眞諭 早くみんなに安心を届けたかった ──今回のアルバムに関する第一報が出た後、テレビやラジオ、ブログやTwitterなどで
2012年2月、テレビアニメ「あの夏で待ってる」のエンディングテーマ「ビードロ模様」でメジャーソロデビューを飾ったやなぎなぎ。6月6日には現在放送中のアニメ「ヨルムンガンド」のエンディングテーマ「Ambivalentidea」をシングルリリースする。 本作は、青春ポップ「ビードロ模様」から一転、内省的でアブストラクトな1曲に仕上がっている。実はこの作風はインディ時代の彼女が志向していたもの。大胆とも言える原点回帰の裏には、どんな思いが潜んでいるのか、大いに語ってもらった。 取材・文 / 成松哲 「ビードロ模様」から作風を変えるのは勇気が必要だった ──2月のメジャーデビューから3カ月が経ちました。状況や心境に何か変化はありました? 「ビードロ模様」やアニメ「なつまち(あの夏で待ってる)」がきっかけで私のことを知ってくださった方もたくさんいたみたいで。これまで私の曲を聴いてくださる方って20
サカナクションのニューシングル「僕と花」がリリースされる。関西テレビ・フジテレビ系ドラマ「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」の主題歌として既にオンエアされているこの曲は、ドラマ主題歌という新しいステージの中で、かつてなく山口一郎の「歌」にフォーカスした作品だ。さらにカップリングとして、カラフルでサイケデリックな広がりを感じさせる「ネプトゥーヌス」、そして「ルーキー」の石野卓球リミックスを収録。サカナクションの現在形とこれからの方向性を端的に示したものとなっている。 今回ナタリーではフロントマンの山口一郎にインタビューを実施。「僕と花」がいかにして生まれたのかたっぷり語ってもらった。 取材・文 / 小野島大 撮影 / 佐藤類 なるべく早く動きたかった ──サカナクションは常に動いている印象があるのでそんな気もしませんが、今回のニューシングルはアルバム「DocumentaLy」以来、8
RAM RIDERが、ニューアルバム「AUDIO GALAXY -RAM RIDER vs STARS!!!-」「AUDIO GALAXY -RAM RIDER STRIKES BACK!!!-」を2枚同時にリリースした。 「RAM RIDER vs STARS!!!」は、豪華なボーカリストが多数参加したフィーチャリングアルバム。そして「RAM RIDER STRIKES BACK!!!」は、RAM RIDER自身が全曲ボーカルを務める、正統進化のオリジナル2ndアルバム。 DJやネットラジオ、他アーティストのプロデュース、楽曲提供など、多方面で活躍してきたRAM RIDERだが、本人名義でのアルバムリリースは実に6年半ぶりとなる。長年の沈黙を破り本格的な復活を果たした彼に、じっくりと話を訊いた。 取材・文 / 大山卓也 いやいや、一応7年ぶりって言ってるんですけど! ナタリーだけだよ、そ
ねごとが思いっきりのストレートを投げ込んできた。ニューシングル「sharp ♯」(シャープ)は突っ走るような感覚と音の厚みと、“光”のイメージを追いかけていく歌とのブレンドが圧巻のロックナンバーだ。ここでの彼女たちは、ポップなメロディにふんだんなアイデアを散りばめていく従来のサウンドスタイルをあえて棚上げし、シンプルさと強さを求めることに徹している。その結果として生まれたこの音は、今までのねごとの印象を刷新させるのに充分なほどの爽快感を放っているのだ。 ところがこの曲の鮮烈さとは裏腹に、去年初のフルアルバム「ex Negoto」をリリースしてからの4人は、かなりの暗中模索を続けていたようだ。今回のインタビューはとても明るく、勢いよく始まったのだが、話がそこに及んだ中盤からは一気にディープな方向に振れ、途中ではメンバーが目を赤く腫らしながら話してくれる場面もあった。しかしこれはバンドが前に進
モダンな日本のポップスを極めた2010年発売の5thアルバム「JAPANESE POP」、そしてカバー集「大人のまじめなカバーシリーズ」を経て、1年半ぶりの新作アルバム「勘違い」を完成させた安藤裕子。その制作に取り組んでいた彼女を待っていたのは、心身の不調、東日本大震災、家族の死、自身の妊娠と出産、そしてそれに伴うアコースティックツアーの中止というあまりに激動な日々だった。 しかし、それでも音楽制作を止めなかった彼女。生死に肉薄した極限的な感情とそれを乗り越えるべく鳴らされた音楽のプリミティブな喜び、端正で美しい歌モノとそれを突き破るかのようなプログレッシブなポップスという両極で揺れながら、この作品で見出したものとはなんだったのか? 雨も風もくぐりぬけ、それでも音楽を鳴らし続ける姿に優しさと強さが宿っているようにも感じられる安藤は、その胸の内を語ってくれた。 取材・文 / 小野田雄 「JA
2008年にアルバム「WE STARTED NOTHING」で鮮烈な日本デビューを飾ったTHE TING TINGSが、約4年ぶりとなるニューアルバム「SOUNDS FROM NOWHERESVILLE」をリリースした。日本でもこれまでに「Great DJ」などの楽曲がCMソングに起用され、幅広い層に愛されている彼ら。日本のアーティストの中にもTHE TING TINGSのファンは少なくない。 今回ナタリーではアルバム「SOUNDS FROM NOWHERESVILLE」の発売を記念して、THE TING TINGSと彼らのファンであるねごとの対談を実施。世界をまたにかけて活躍するTHE TING TINGSと、日本で着実に知名度を高めているねごとが、お互いのバンドやそのサウンドに対する印象、ライブやレコーディングへの姿勢について語ってくれた。 取材・文 / 青木優 撮影 / 中西求 TH
現在放送中のテレビアニメ「あの夏で待ってる」のエンディングテーマとなるシングル「ビードロ模様」でメジャーソロデビューする、やなぎなぎ。2000年代中盤より、同人音楽家として自作曲を発表する傍ら、あるときは数十にも及ぶほかの同人クリエイターの楽曲やゲームミュージックのゲストボーカリストとして、またあるときはsupercellのヒット曲「君の知らない物語」のボーカリスト・nagiとして、怒濤の活躍を見せ続けてきた異色の存在だ。 そんなやなぎなぎは、いかにして誕生したのか。ネットユーザーを中心に多くの人々が待望していたメジャーデビューを前に、その胸に期するものとはなんなのか、話を訊いた。 取材・文 / 成松哲 やなぎなぎの生みの親は母、兄、新居昭乃 ──ナタリー初登場ということで、まずキャリアについてお訊きします。音楽と出会ったきっかけは? 幼稚園の頃、近所の人が「捨てるつもりの電子オルガンがあ
昨年の暮れあたりから、supercell、もしくはそのコンポーザーであるryoは実に精力的な活動を行っている。新ゲストボーカリストこゑだによるシングル「My Dearest」を皮切りに、「灼眼のシャナIII -Final-」「ギルティクラウン」「偽物語」など立て続けに人気アニメ作品へ主題歌を提供。そして3月7日にはsupercellとしてのニューシングル「告白 / 僕らのあしあと」をリリースする。ネットから生まれたアーティストとして不動の地位を確立しているようだが、一方でryoの活動は常に一定であることを嫌い、従来の枠を打ち壊していくような部分もある。supercellはなぜ立ち止まらずに新しい一歩を踏み出せるのだろうか。過去の活動を振り返る意味もあるという今回のシングルについて訊きながら、そのクリエイティブのあり方を探った。 取材・文 / さやわか 「アニソン」を追求したEGOISTの新
ナタリー PowerPush - moumoon 9つのアトラクションひしめく「No Night Land」=脳内ランドへようこそ 2011年夏、資生堂「マキアージュ」のCMソング「Chu Chu」がスマッシュヒットを記録した男女2人組ユニット・moumoon。一昨年の大ヒットシングル「Sunshine Girl」で一躍注目を浴びた彼らは、清涼感のある柔らかなボーカルと洗練されたメロディで、一歩一歩、着実にファン層を広げつつある。 そんな中、moumoonは3rdアルバム「No Night Land」をリリース。YUKA(Vo)の頭の中を具現化するところから始まった今作は、“遊園地”をテーマにしたコンセプチュアルな作品に仕上がっている。moumoonが招待する、温かくて優しくて、夢見心地な“音の遊園地”を多くの人に堪能してもらいたい。 取材・文 / 川倉由起子 moumoonの遊園地へよう
× 4948 この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。 2015 88 78 シェア これは本日2月1日に発表されたもので、メンバー間の協議の結果決定したとのこと。活動再開については現時点で未定。メンバー4人は連名コメントで「今まで応援していただいたこと、心から感謝しています」と告げるとともに「これからはメンバーそれぞれ別の形で音楽活動をしていくつもりです」と今後の展望についても明かしている。なお、メンバーの動向についてはそれぞれのTwitterアカウントやブログでアナウンスされる。 School Food Punishmnetは内村友美(Vo)、蓮尾理之(Syn)、山崎英明(B)、比田井修(Dr)からなる4人組ロックバンド。2004年10月に結成され、2009年3月にリリースのJUDY AND MARYのトリビュートアルバムで「Br
ナタリー PowerPush - livetune Google ChromeのCMソング「Tell Your World」を語る インターネット上で活躍する次世代クリエイターにスポットを当てた「Google Chromeで、あなたのウェブを、はじめよう。」キャンペーンCMをご存知だろうか? この「Google Chrome」のCMは全世界をターゲットにしたもので、これまでLADY GAGA、ジャスティン・ビーバーなどのビッグスターが参加していた話題のプロモーションだ。 そして昨年末発表された第3弾CMでは、日本が誇るボカロPのオリジネーター・livetuneの楽曲「Tell Your World」が抜擢された。気鋭のトラックメーカーであるlivetuneの才能が世界で認められたとともに、パソコン用の音声合成ソフト「VOCALOID」から誕生したディーヴァ、初音ミクのグローバル化を証明する
コミックナタリー Power Push - アサウラ / イラスト柴乃櫂人「ベン・トー」 半額弁当を手に入れるためだけに戦うシリアスギャグ イラストレーター柴乃櫂人と原作者アサウラに直撃 スーパーで半額弁当を大マジメに奪い合うだけ、というぶっ飛んだ設定のライトノベル「ベン・トー」。TVアニメはクライマックスを迎え、原作の挿絵を手がけたイラストレーター柴乃櫂人自らによるコミカライズは、創刊されたばかりの新雑誌・スーパーダッシュ&ゴー!(集英社)にて連載中だ。 コミックナタリーでは、柴乃櫂人と原作者アサウラにインタビューを敢行。原作の見所やアニメ化についてはもちろん、マンガ執筆未経験の柴乃が自らコミカライズを手がける理由や苦労についても語ってもらった。 取材・文/坂本恵 半額弁当を食べるためだけに戦うシリアスギャグアクション 「ベン・トー」とは…… 閉店間際のスーパーで、弁当に半額シールが貼ら
ナタリー PowerPush - ASIAN KUNG-FU GENERATION 初のベスト盤「BEST HIT AKG」発売の真意をメンバー&スタッフが語る ASIAN KUNG-FU GENERATIONが初のベストアルバム「BEST HIT AKG」をリリース。このアルバムには結成当初の楽曲から最新シングルまで、全17曲が収録され、彼らの歩みを一度に振り返ることができる。 ナタリーではこのベストアルバム発売を記念し、メンバー本人および彼らの楽曲制作に深くかかわるレコード会社のスタッフにインタビューを敢行した。彼らの言葉からバンドが大きく羽ばたいていった様子、そして初のベストアルバムに込めた思いを感じ取ってほしい。 【前編】株式会社キューンレコード制作部 白井嘉一郎が語るアジカンの成長 ASIAN KUNG-FU GENERATIONの楽曲制作にデビュー当時からかかわっている人物の1
the pillowsがおよそ1年ぶりとなるニューアルバム「トライアル」を完成させた。ナタリーではこのアルバムの魅力に迫るべく、作詞・作曲をすべて手がけるフロントマンの山中さわお(Vo, G)に単独インタビューを敢行。いつになくシリアスな空気をはらんだこのアルバムがどのようにして作られたのか、じっくりと話を訊いた。 取材・文 / 臼杵成晃 撮影 / 中西求 シリアスな内容が多くなったという自覚はある ──今回のアルバムは一聴してまず、どことなく憂鬱なムードをはらんだ、ズシンと重たい空気を全体に感じました。何度か通して聴いてみても、やはりシリアスな部分が気にかかって。この感想は的外れですか? いや、的外れではないですね。歌詞については、これまでのピロウズのアルバムの中でも特にシリアスな内容が多くなったなという自覚は全然あります。 ──アルバム用の楽曲制作はどのぐらいの時期だったのでしょうか。
ナタリー PowerPush - NICO Touches the Walls ライブを通して完成した新名盤 “人間”を歌った4thアルバム「HUMANIA」 NICO Touches the Wallsが、3rdアルバム「PASSENGER」からわずか8カ月という短いスパンで4thアルバム「HUMANIA」をリリースする。春のツアーを経て着手した今回のアルバムは、「人とのコミュニケーション」を原動力に作られた作品だ。 ナタリーは、11月中旬に行われたファン参加型のアルバム試聴会直後に、公開インタビューを実施。今回はその様子をまとめたテキストを掲載する。自信作を完成させた4人の言葉から、新作の聴きどころを感じ取ってもらいたい。 取材・文 / 中野明子 音楽でコミュニケーションできた喜びを作品に ──先程はお客さんにアルバムを聴いてもらいましたが、皆さんはその様子をずっと別室のモニタで観てい
ナタリー PowerPush × ミュージックスタイルJAPAN - クラムボン 両国国技館ライブの感動再び WOWOW連動インタビュー 「本物の音楽との出会い」をコンセプトに、毎月厳選したアーティストを紹介するWOWOWのライブプログラム「ミュージックスタイルJAPAN」。今月の放送では、クラムボンが11月3日に行った東京・両国国技館ライブの模様がオンエアされる。放送日時は12月25日(日)24:15から。 これを受けて、ナタリーでは「ミュージックスタイルJAPAN」と完全連動の特集コンテンツを企画し、クラムボンの3人のインタビューを掲載する。なおWOWOWの番組オフィシャルページでは、インタビューの別バージョンが読めるので、そちらもあわせてチェックしてもらいたい。 取材・文 / 大山卓也 撮影 / 福岡諒祠 ギュッとみんなの深層に入っていく瞬間 ──先日の両国国技館ライブの模様がいよい
この作品は1999年リリースの「花鳥風月」、2004年リリースの「色色衣」に続く“スペシャルアルバム”の第3弾。2002年以降に発表されたさまざまなトリビュートアルバムにスピッツが提供したカバー音源や、2004年以降のシングルのカップリング曲など、全14曲が収録されている。 フジテレビ系ドラマ「僕とスターの99日」の主題歌として着うたがリリースされた、原田真二「タイム・トラベル」のカバーや、初恋の嵐「初恋に捧ぐ」、花*花「さよなら大好きな人」といった新録カバー音源も収録。初回プレス分は収録楽曲のエピソードが楽しめる「おるたな」制作ノートが封入される。 スピッツ「おるたな」収録曲 01. リコリス 02. さすらい(奥田民生) 03. ラクガキ王国 04. 14番目の月(おるたな Mix)(荒井由実) 05. 三日月ロック その3 06. タイム・トラベル(原田真二) 07. 夕焼け 08.
ナタリー PowerPush - yanokami rei harakamiへの思いを乗せて 矢野顕子が語る「遠くは近い」 矢野顕子とrei harakamiによるユニット、yanokamiが2ndアルバム「遠くは近い」とインストゥルメンタルアルバム「遠くは近い -reprise-」を2枚同時リリース。ナタリーではこれを記念して、矢野顕子にインタビューを実施し、今年7月に急逝したrei harakamiとのエピソードや、アルバムに込めた思いについて話を訊いた。 なお、このインタビューはスペースシャワーTVの特別番組「yanokami SPECIAL」公開収録の会場で行われた。番組は12月21日(水)24:00からオンエアされる。 取材・文 / 大山卓也 ──「遠くは近い」と「遠くは近い -reprise-」完成おめでとうございます。2枚ともに素晴らしいアルバムになりましたね。 ありがとうご
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