トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事 【社会】 不況、命も脅かす 生活苦の自殺増加 30代は過去最多 2009年5月14日 夕刊 2008年の1年間に全国で自殺した3万2249人のうち、30代は4850人(前年比1・7%増)で、統計が残る1978年以降、過去最多となったことが14日、警察庁の統計で分かった。50代は、6363人で年代別では最多だったが、前年に比べ683人(9・7%)減少した。 08年の自殺者数は、前年に比べ844人(2・6%)減ったが、11年連続で3万人を超えている。20代は3438人(3・9%増)、19歳以下は611人(11・5%増)で若年層の増加が目立つ。 遺書や関係者の話などから原因・動機が判明したのは2万3490人(72・8%)。複数の原因・動機がある場合は3つまで計上している。最も多かったのが「うつ病」で6490人。「身体の病気」5128人、「