会談を終えて報道陣の質問に答える(右から)橋下徹・大阪府知事、山田啓二・京都府知事、嘉田由紀子・滋賀県知事=8日午後7時50分、京都市上京区の京都府公館、山村哲史撮影 国土交通省近畿地方整備局が淀川水系で計画している大戸川(だいどがわ)ダム(大津市)について、大阪府の橋下徹知事と京都府の山田啓二知事、滋賀県の嘉田由紀子知事は8日、同ダムを国の河川整備計画に盛り込むことに反対することで合意した。国のダム計画に流域府県が一致して反対するのは極めて異例。三重県も含めた4府県知事の共同意見として11日に発表する。 河川法では、国が河川整備計画を策定する際に流域府県の知事意見を聴く必要がある。意見に法的拘束力はないが、多額の負担金を受け持つ地元府県が反対に回ったことで、国側がダム計画の見直しを迫られるのは必至だ。 3知事は京都市内で会談した。3府県ともこれまで「ダムの必要性、環境への影響につい