8月14日から3日間の日程で開催された『コミックマーケット88』。88の数字にかけて新谷かおる氏の名作『エリア88』がカタログの表紙に使われ、往年のオタクたちには記念すべき開催回となった。 世界各地から数十万の人間が集まるイベントゆえ、珍事が頻発するのは、もはや必然。今回も、初日から驚くような事態が起こっていた。 まず取材班が驚いたのは、終わらない取材待機列。通例、報道陣への取材受付は開場とともに開始され、遅くとも一般入場者の待機列が終わる11時くらいまでには入場して取材を始めることができる。ところが、今回は11時を回っても長大な行列が! 顔見知りのスタッフに聞いてみたところ、次のような事情があったという。 「いつもの3倍くらい取材の申込みがあったようです。それにテレビ局などビデオカメラを使った取材申込みが多かったので、説明に時間がかかってしまいました」 我々取材班が取材腕章を受け取ること