給水開始1時間前から人々が、水を求めて行列を作る。2014年7月10日、ネパールの首都カトマンズにて 写真:Flickr user @Ingmar Zahorsky (CC BY-NC-ND 2.0) ネパールは、一人当たりの利用可能水量は世界でもトップクラスの位置を占め、また、全世界の総淡水量の約2.7%を保持しながら、慢性的な水不足に悩まされている。 10年に及ぶ政治的混乱、利水計画の決定的な失敗、および周辺農村から首都カトマンズへの大規模な人口流入の結果、ネパールの社会的、経済的に不利な立場の人々にとって、安全な水の入手はますます困難になってきている。 ネパール中央統計局データでは、カトマンズでは5世帯に1世帯が水道や井戸などが自分の家に無く、全体の 2/3 が清潔とも安全とも言い難い水で生活している。 多くの市民はこういった状況に順応してきた。カトマンズの小売商ピンキー・グプタは「