野球 プロ野球 「毎日何品もご飯を作るとか、私はしないからね」夫はオリックス若月健矢…声優・立花理香が初めて明かすイマドキ“プロ野球選手妻”のリアル
野球 プロ野球 「毎日何品もご飯を作るとか、私はしないからね」夫はオリックス若月健矢…声優・立花理香が初めて明かすイマドキ“プロ野球選手妻”のリアル
10月11日、将棋界の全タイトル八冠を手中に収めた藤井聡太。その瞬間、盤を挟んで向かい合っていたのが永瀬拓矢王座だった。最後の砦となって立ちはだかった31歳は10歳年下の八冠への尊敬を隠さない。2人はどのように出会い、切磋琢磨してきたのか。その軌跡を観戦記者が振り返る。(全2回の第1回/後編は#2へ) 対局日の夜がいちばんありがたいです いつ頃からだろう。永瀬拓矢の取材を対局日の夜にするようになったのは。 棋士は本当に忙しくなった。いちばんの理由は将棋AIによる序盤研究で勉強時間が増大したことだ。オフを削ってパソコンに向かう者も増えており、研究合戦はピークに達しているようにも映る。「今は将棋が趣味じゃないと生き残れないと思う」と語ったのは、多趣味で有名な佐々木勇気だ(そう語る彼もトップのA級棋士なのだが)。だから棋士への後日取材のタイミングも気を遣う。大きな負担になってはいけない。 ある時
10月11日の王座戦第4局を勝利し、将棋界の八大タイトル全てを手に入れ、「八冠王」となった藤井聡太。その飽くなき将棋への探究心の一端を示すエピソードを師匠・杉本昌隆の著書『藤井聡太は、こう考える』(PHP研究所)より抜粋して紹介する。(全3回の1回目/#2、#3へ) 藤井にとってはリスクを恐れることが、最大のリスク 肉を切らせて骨を断つとでもいえる、リスクを恐れない戦略と、それを下支えする藤井の構想力を象徴する対局があります。藤井にとってはリスクを恐れることが、最大のリスクなのでしょう。 14歳でデビューして最初の、C級2組順位戦での出来事です。二回戦中田功(いさお)八段(当時七段)、四回戦佐藤慎一五段との対局で、藤井は自ら崖っぷちを歩くかのような局面をつくり出し、完璧に読み切って勝利したのでした。自分の玉を「打ち歩詰め」(あと一手で相手の玉が詰む形で、持ち駒の歩を打って詰ませること。禁じ
そこから街中へと帰るわけだが、前日のウェールズ対ポルトガル戦の時には、なんとメディアバスが勝手にキャンセルされていた。運転手が現れなかったのだ(私は、イングランド人とウェールズ人が喧嘩歌合戦をしているトラムで帰った。これはこれで最悪の体験だ)。 ニースのメディア担当者は「このようなことが二度と起きないように対処する」とメールで詫び、日本対イングランド戦では万全を期すことを約束した。 「やめようかな。明日の朝、早いんだよね」 ところが、である。 メディアバスは25時にやってこなかった。私はラジオ出演があったため、バスを使うのを諦めていたのだが、利用した人の話によれば、結局、バスが出発したのは25時30分だったという。しかも、その運転手は驚きの言葉を取材陣に発した。
青春の押し付け問題 大人が選手を自分好みのストーリーに当てはめようとする、いわば、青春の押し付け問題。これも高校野球が抱える、そして解決していかなければならない大きな課題の一つです。高校野球はシンプルに言えば、高校生がただ野球をやっているだけですが、真夏の風物詩やお祭りのように捉えている人が多く、もはや非常に巨大なエンターテインメントとなっています。新たなヒーローの出現や感動的なゲームを望むファンがいて、また、それを売り込んでいこうとするメディアの存在もある。そこで過剰に膨らまされたドラマに、それを望むファンが喜んで食いつく。こうした土壌が高校野球にはあると思います。 そしてそれを支えているのが、春と夏の全国大会が公共放送で全試合生中継され、その面白さを全国民レベルで共有できてしまうところなのです。一部からは「試合が面白いのだから、いまのままでいいじゃないか」という意見も聞かれますが、それ
「100点」のデビュー戦もフワちゃんは納得していなかった タッグを組んだ、スターダムのコーチでもある葉月も「100点」の評価。実は試合前から、そのポテンシャルを称えていた。 「フワちゃんはもう、プロレスの才能の固まりですね。“芸能人が中途半端にやってるだけだろ”と思う人もいるでしょうけど、全然そんなことないです。フワちゃんの才能は運動神経と負けん気。普通なら尻込みするようなことも“一回やってみます”とトライできるんです。やってみて納得できなかったら何回でもやりますし」 そんな中で、誰よりも納得していなかったのがフワちゃん自身だった。 「私も本物のプロレスラーになりたい。テレビ(の企画)でプロレスやって負けて、いい話に編集してもらって、それで終わりじゃ嫌です!」 試合直後にそう訴えた。すぐに練習を再開、横浜アリーナでの2戦目が決まる。カード発表会見でフワちゃんは言った。 「芸能人が呼ばれてや
地中海の国にある野球の世界は驚きに満ちていた。 セリエBといえば聞こえはいいが、もちろんプロじゃない。トップチームの仲間たちは当時30歳になったばかりの僕とほぼ同年代で皆、本業を持っていた。 主将で遊撃手のアントニオは印刷屋。アメリカかぶれなので「俺のことは“トニー”と呼べ」と全員に命じていた。控え捕手のフランチェスコは薬剤師で、いつも練習帰りに「乗ってくか」とベスパの後ろに乗っけてくれたナイスガイだ。もう一人いる別のフランチェスコは無職の主戦投手で、本人曰く「俺のストレートは最高速130キロ」だが、スピードガンがクラブにないので信憑性がなかった。ついでにスタミナもなかった。 練習は週3度で、週末に試合というルーティン。移動は分乗。決まった集合時間はなく、各自が仕事の都合に合わせて可能な時刻に三々五々集まった。スーパー店員、運送屋、PCサービス等など、それぞれの職業はバラバラだったが、野球
相撲、どこに行ったら見られるの? 屋根のある球場だけでなく、選手たちのほとんどは日本に来ること自体が初めて。だからこそ目にするものすべてが新鮮だった。ジーマはうれしそうにこう続けた。 「日本の文化も食べ物も気に入ったよ。スシに、ラーメン。何ていう名前だっけな、あのラーメンは……。とにかく辛くておいしかった。日本の文化や伝統もいいね。お寺とか、細かいディテールにこだわるところとか」 ディテールとは? 「例えばレストランで、箸の置き方とかもてなしの仕方とか。何でもきちんとした決まり、約束事がある。(土俵に上がってから儀式がある)相撲もそうだよね。実はすごく相撲を見に行きたいと思っているんだ。どこに行ったら見られるの? 連れていってほしい」 そう言って人懐っこそうな笑みを浮かべた。 チームの大黒柱は「本業・消防士」 チェコ代表は、昨秋にドイツで行われた予選A組(ヨーロッパ・アフリカのチームが出場
「ファンの皆さん一緒に頑張りましょう!」 日の丸の国旗の絵文字をつけたメッセージと共に、大谷翔平(エンゼルス)が自身のインスタグラムに写真をアップしたのは5日深夜のこと。そこに映るのは、焼肉のロースターを囲んだ宴の後に、写真に収まる30人の選手たちと水原一平通訳。選手同士で肩を組んだり、ピースサインを作ったりとリラックスした姿で、皆が最高の笑顔を浮かべている。最後に帰国した吉田正尚(レッドソックス)と追加招集されたソフトバンクの牧原大成が合流してチーム全員がようやく揃ったこの夜、侍戦士が結集した初めての「決起集会」が開かれたのだ。 山川穂高(西武)は明かす。 「ご飯もいっぱい食べたし、お酒も多少飲んだしね。普段は絡まない選手同士をこの短期間の間で1つのチームにするということで、コミュニケーションを取れる場があった方がいいと思うし、すごく楽しかったです」
北海道日高町にあるYogiboヴェルサイユリゾートファームは「引退馬が余生を送れる牧場」というコンセプトで2018年にオープン、支援会員によるマンスリーサポート制度やクラウドファンディングなど従来の枠にとらわれない斬新な経営で急成長を遂げた。今年5月ツイッターに投稿されて大きな反響を呼んだ〈牧場で馬(同ファーム繋養馬のアドマイヤジャパン)がYogiboに寝そべる動画〉の牧場といえば、「ああ」と思い当たる人も多いだろう。 周囲の関係者からは「絶対に失敗する」と陰口を叩かれていた「引退馬ビジネス」を成功に導いた秘訣とはいったい何だったのだろうか(全2回のうち第1回/続きは#2へ)。 内定を辞退して牧場経営の道へ 崇文さんがこの世界へ飛び込んだのは、母・美由紀さんの再婚相手で義理の父にあたる小川義勝さんが2015年に病気で亡くなったことがきっかけだった。日高に創業30年近くの三城牧場を所有してい
大苦戦の前半「狙い通りに奪えたシーンは…」 システムを4-2-3-1へ戻した9月の戦いで、日本は3ラインをコンパクトにしたハイプレスをコンセプトの柱に据え、チームの共通理解を図ってきました。ところが、その3ラインのコンパクトさが、前半開始から時間を経たずして保てなくなっていきました。守備の局面では1トップの前田大然とトップ下の鎌田大地がツートップ気味に横並びになり、相手CBに制限をかけるのですが、彼らが出ていっても後方が連動できる回数が減っていきました。 鎌田と前田が前からプレスを仕掛けるなら、中盤から最終ラインも同じように押し上げないと、とくにダブルボランチの遠藤航と田中碧の周りのスペースが空いてしまいます。9月23日のアメリカ戦では前からのプレスに合わせて中盤と最終ラインが連動し、3ラインをコンパクトにすることで、とくに中盤でボールを奪いショートカウンターで得点を狙う形を多く作れてきた
人気と実力を兼ね備えた麻雀プロが多数参戦するMリーグで、昨季“台風の目”となったのはKONAMI麻雀格闘倶楽部のルーキー・伊達朱里紗だった。声優との兼業というプロフィールに注目が集まるなか、レギュラーシーズンで32人中4位という成績を残し、半荘最高スコア(10万5500点・歴代1位)の個人タイトルを獲得。見るものを唸らせる雀力を示してみせた。 10月3日に開幕した2022-23シーズンも、初日にいきなり役満・四暗刻を和了。ますます勢いに乗る31歳の新鋭は、なぜ声優を志し、競技麻雀の世界に惹き込まれていったのか。インタビューでそのルーツに迫った。(全2回の1回目/後編につづく) ――伊達プロにとってMリーグ初年度となった2021-22シーズンの活躍は鮮烈でした。実際にあの舞台で戦う前は、どれくらい手応えがあったのでしょうか。 伊達 正直、開幕するまではめちゃめちゃ不安でした。ある番組の帰り道
タレントでYouTuberのフワちゃんが、スターダムのリングでプロレスデビューを果たした。9月11日の大会で本人がリングに登場し参戦発表すると、当然のように賛否両論となった。 芸能人がプロレスデビューすることは珍しくない。スターダム自体、グラビアアイドルの愛川ゆず季がプロレスデビューしたことがきっかけになって生まれた団体だ。またアクトレスガールズという団体は、演劇やアイドルの世界から選手候補をスカウト。中野たむやなつぽい、ひめか、現アイスリボン王者の安納サオリといった人気レスラーを輩出している。 もちろん「プロレスは芸能人が片手間にできるようなものなのか」という否定的な見方もある。試合や練習ぶりを知らなくても言える批判だから、つまりは偏見混じりでもあるのだが。
昨年10月27日、山本高広さんは自身のインスタグラムにこう書き込んだ。 「室井さん!!どうして芸人辞めなきゃいけないんだ!」 それまで所属していたワタナベエンターテインメントを退所し、山寺宏一さんら多くの人気声優が所属するアクロスエンタテインメントに移籍したことで、「モノマネ芸人を辞めて、声優に転身する」と報じられたことへの反論メッセージだった。 現在はモノマネ芸人と声優業、どちらにも力を注いでいる。なぜ、織田裕二モノマネで一世を風靡した芸人が“二刀流”にチャレンジするようになったのか。(全3回の3回目/#1、#2へ) 卒業後、全く声がかからずそのままフリーターに ――近年は声優としても活躍し、昨年にはアクロスエンタテインメントへ移籍しました。声優の仕事を増やそうと思ったきっかけは? 山本 2009年にゲスト声優として出演させてもらった映画『クレヨンしんちゃん』の仕事が楽しくて。キャラクタ
学校部活動での体罰やパワハラが問題になる一方で、新たな指導の取り組み方で強さを手に入れているチームがある。全国高校サッカー選手権に出場するまで成長した高校を追った『「毎日の部活が高校生活一番の宝物」堀越高校サッカー部のボトムアップ物語』(竹書房)の一部を転載する(全3回の1回目/#2,#3へ) 任せる・認める・考えさせる」畑喜美夫の指導 2012年、ゴールデンウィークに入ると堀越高校でAチームを指導する佐藤実は、広島県立安芸南高校でサッカー部監督を務める畑喜美夫を訪ねた。同校の体育教官室で畑の解説を聞き、ボトムアップ理論の原点となった広島大河フットボールクラブ(FC)の浜本敏勝総監督と会い、同理論で全国制覇を達成した広島観音高校も視察するなど忙しく駆け巡った。 広島へ足を運ぶ段階で、既に選手たちには堀越高校もボトムアップ方式にシフトしていくことを伝えていた。決断を力強く後押ししたのは、波崎
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