※『響け!ユーフォニアム』第10話までのネタバレを含みますので、ご注意ください。 ◯前提:京都アニメーション作品の文脈 これは、去年の春に『ハナヤマタ』の放映が始まったときの「ランゲージダイアリー」相羽さんの記事なのですが(言及リンクありがとうございます)、 aiba.livedoor.biz 現在の日本のアニメが描いている物語をより楽しむうえで、素晴らしい視点を提供してくれる記事です。 相羽さんの指摘をなぞらせてもらうと、いまの日本って先進国と言われてはいるけれど、目の前には問題が山積みで、日々の生活のなかで無力感や虚無感を感じる場面も多い。 この灰色の日常なんなの、なんとか「輝き」(失われた「生の実感」とか*1)を取り戻すことはできないの?という試論を京都アニメーションは作品を通してずっとやっていて、その「輝き」は、たとえば『涼宮ハルヒの憂鬱』で、「世の中こんなもんさ」とモノトーンな日
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